黄金のとかげは
しゃっくりみたいなものだろうか?
とつぜんやってきて
止め方がわからなくて
焦ってもどうしようもなくて
とても不快だ
みんなは
こいつをどう対処してるのだろう
この街で僕はそれなりにうまくやれている
でも
自分を抑え込んでいるせいで
窮屈そうに見える
「黄金のとかげ」を読んでいると
あるキャッチコピーが
脳裏をよぎった
『ありのままの自分というのは
一人でいる時ではなく
自分らしさのままで
誰かといられる時だ』
とても素晴らしいよ?
でも必ずしも本心を
受け入れてくれるとは
限らない
社会のなかで生きているのだから
それなりに順応した人格は
必要だと思う
たとえ「普通」の型にはまろうと
苦しむことになっても
それが良いことなら
選ぶべきなのかもしれない
それでも
いや、だからこそ
小さな幸せを見逃さないように
気を配って生きていよう