第3話 コミュ障と幽霊
なんて返せばいいかわからない時は黙ってやり過ごしてきたんだけれどついに会話できんくなった。そんな悲しい僕は最近近所で話題となっている心霊スポットへとやってきた。
「うっひょーうほ、うへへ怖いですね、、、神様〜」
さっき出会った神様とやってきた。
「そうだね僕君」
僕は僕じゃないのだがもういいだろう。
「ここには自殺した女の幽霊が住み着いているらしいぞ僕君」
「そっそ、、すか。。」
「あれ僕君?」
「はっはい、なんでしょう。。。神様」
「どうした僕君」
「あれ今呼びませんでしたか」
「いいや。。」
「僕君だよねやっぱり僕君だ。」
「ぉ?ぉう。。??」
「私だよ真由美!全然変わってないじゃん!」
「。。。」
真由美ごめん僕君じゃないんだよ僕は。僕君が葬式に行ってないのは許してやってくれ!
「どうした僕君唐突に黙って」
神様のくせに聞こえてないのかよ。。
「はは。。」
「僕君!あの時の返事まだ??」
「。。ぁぇ」
なんですかあの時の返事って。。告白でもされたんか僕君や。。
「僕君、こんなところで聞くのなんだがなんで真由美の葬式来なかったんだ?」
「。。。」
こんなところであかんて神様。。
「僕君、噂では葬式来ないで隣のクラスの小百合と遊んでたって話じゃないか」
「ぁっえっ。。ぇ」
「否定しないんだね。僕君酷いよ。真由美は最後まで僕君と会いたがっていたのに。。」
勝手に話を進めるな
「僕君。。。僕君許せない。。」
間に合う、間に合うから否定しなきゃ!
「いっいやh、実は、ち」
「違う女といただなんて!!呪って、、呪ってやらあ!!」
違うんだよ。限界だ。。
強い衝撃を感じ、荒い呼吸音が意識と共に遠ざかる。
「どっどうしたんだ僕君!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます