7、異世界文化満喫するつもりが・・・・・・

あー。異世界来て結構すぎてるのに初めて文化に触れるのもすごいよね。

「琳兎、腹減った。」

「ハイハイ。まずは何か食べるとしますか。」

桜華は、すぐそこにある焼き鳥屋のようなものを指した。

「え。あそこ?高そうな場所だけど。」

「なんか言った?」

なんか効かないはずの殺気のような圧を感じた。

「それでもやだよ。」

「金なんていくらでも複製できるでしょ。」

「すごい量の魔力解放しなきゃだし、指輪も外さなきゃ行けないからめんどう。」

「じゃあ金ギリギリまだ食べるのはいい?」

「そんなに食べたいなら、宿予約してからにして。」

「ん。」

ー ー ー ー ー

「ここでいいか。」

この街で一番治安が良さそうな宿にした。

「すいません、10泊ほどしたいのですけれど、どのぐらいでしょうか。」

「冒険者証は持ってるかい?」

「持ってないよ。」

「じゃあ、2つベットがついてる部屋なら金貨3枚。2部屋なら金貨5枚だよ。」

「じゃあ2つベットがついてるとこで。」

「なんで⁈」

「え、別にいいじゃん。そっちの方が飯いっぱい食えるし。」

「万が一ね、万が一だよ。俺がお前を襲ったらどうするんだよ。逆もありうるけど。」

「お前は私を襲えない。なにせそんな度胸お前にはないしね。私がお前のことを襲うのは、これこそありえない。お前に恋愛感情あったら今頃カップルだろ。」

まぁ、そこまで言うならいいか。

「俺がお前のことを襲っても文句言うなよ。」

「ありえない、って言ったでしょ。」

「わかった。じゃあ金貨3枚の方で。」

「わかった。酒場は向こうにある。 飯をここで食うなら、統一して一食銀貨一枚だよ。」

金貨を3枚出すと鍵が2つもらえた。

「じゃあ、さっきのとこに戻るか。」

「ここで食べる。」

「わかったから引っ張んないで、せっかく一番性能いいのもらってきたのに伸びちゃうじゃん。」

「いいでしょ。おんなじのあと何枚持っているのやら。」

うっ。正論だ。どうせなら少しぐらい節約したいじゃん。

「すいません。二人です。」

「こちらへどうぞ」

二人席に案内された。

周りを見ると街の中では結構強い人たちが座ってる。多分高ランクの冒険者ってとこかな。

………めっちゃ嫌な予感がする。

「琳兎、どうかした?」

「なんでもない。」

ちなみにお酒は向こうと作り方も種類も全部同じにしてある。

つまり種類も味もほぼ無効とおんなじと言うかとだ。

ここはこだわったからね。

未成年だから飲めなかったけど、色々調べて一番美味しいのはどれか考えたりしたもんね。

「何がある?」

「なんかいろんなのがあってわかんないけど、テキーラ、ワイン何種類か、麦酒だって。」

ちなみに俺たちは管理者室のほうで何回かお酒は飲んでいる。

見た目は成人ギリギリかそれ以下なんだけどね。

「じゃあ、俺は麦酒かな。」

「私は、ワイン。あとあの人が食べてるカルパッチョみたいなの食べてみたい。」

「多分あれはカルパッチョだな。ほらここにあるじゃん、カルパッチョ。」

「すいません、注文お願いします。麦酒と、ワインのおすすめと、カルパッチョで。」

「麦酒と、ワインおすすめと、カルパッチョですね。ご注文は以上でよろしいでしょうか。」

「はい、お願いします。」

「オイ。そこの嬢ちゃん俺たちと一緒に飲まねーか?」

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