6、ついに下界に「管理者」降臨!

管理者の仕事は、まぁ結構簡単だった。

だけどたまにくる案件がめんどくさいらしい。

まだ来てないってことは相当頻度が低いんだろう。

管理者の仕事でめんどくさいのは人間の間引きだ。

一応容量は少しずつ上がって入るけれども、人間の増えるスピードも上がるせいで100年に一度は魔王を進行させなきゃいけない。

はじめの方は下っ端を遅ればよかったけど、だんだん人間も強くなるせいで幹部を送らなきゃいけなくなってしまった。

それと同時に、勇者も必要だし。

一番、俺が統治しているときに何かをすると手に入る、ワールドポイントを使うんだよね。

ー ー ー ー ー 990年後

あー。この時はまじで平和だったなぁ。

今は、結局俺が魔王として出向く羽目になってるし。

とはいってもほとんど戦闘には参加しないんだよね。

ーーおーい。琳兎いるんだろ?ーー

うわ。創造紳神様じゃん。

ーーお仕事持ってきたよ。ーー

「押し付けようとしているなら、自分で処理して。こっちも暇じゃねーんだよ。」

ーーまぁ半分は押し付けみたいなもんだけど、さすがには下界には行けないからね。ーー

「何言ってんだ。よ。半分押し付けならその半分はなんなんだ?」

ーーん?あー、それね。世界総合グリエ学術学校、時期校長を選んできて。この創造神の紋章あげるから。ーー

「は?何でさっき干渉できないとか言っときながら自分で学長選ぶのかよ。」

ーー何せあの学校は俺の作った学校だったんでね。毎回使者送ってたんだけど、今回琳兎がいくならいいかなって思って。ーー

あの学校がグリエって名前だったのは創造神が作ったから創造神の名前でできていたのか。

「そのぐらいはやる。俺も学園の教師やってみたかったし。」

ーーそうなのか、あとで能力封じの指輪を5個やる。コマンド封じはもう設定してあるから、それ以外は自分で設定してね。ーー

「りょーかい。面倒な仕事依頼ってこれのことだったんだ。」

ーー理由もなくいくのは面倒だろ?ーー

「まぁ、そうだな。最近下界にも行ってみたかったしいいけど?」

ーーじゃ、よろしくなーー

「何しれっと帰ろうとしてるの?報酬は?

ーーあー。あの指輪でよくないか?ーー

「あのぐらい自分でも時間かければ作れるわ。」

ーーじゃあ、下界の自由滞在許可ーー

「それって、任務終わった後でも自由に下界にいていいってこと?」

ーーそうだよ。ーー

「じゃあ、それで。桜華、早くいこ。」

「了解しました。琳兎様。」

「じゃあ行ってくるな。」

ーー指輪の設定は?しっかりしてから行きなさい。ーー

「もうしたよ。スキルレベル1を常に解放しておいて2から5を指輪一つ外すたびに1レベルずつ解放できるようにした。」

ーーあんま目立つスキルを人前で使わないようにな。ーー

「わかった。行ってくるぞ。」

ーーしっかり任務こなすんだぞ。ーー

「ん。じゃ。」

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