もしも今大学生だったら、ブルーライト文芸を読みながら資格の試験勉強だけを永遠とやっていきたいです。

──『Hold on Time! Hold on Time!』──

☆☆☆


 2024年3月10日(日)。20時26分。


 最近はブルーライト文芸が気になっています。ほとんどスターツ出版文庫じゃないですか。良さげな気がする。こういうのが欲しかったんだこういうのが。


 ほとんど汐見夏衛という方が書いていますね。表紙が青ければいいのか。


 こんにちは。井上和音です。


 小説はほとんど読みません。今まで読んできた小説の中で一番感動したのは「僕の生きる道」ですね。高校の図書館で読みました。お昼休み。特に友人もいない井上和音さんはお昼休みは図書館に行ったりしていました。図書館の本は全然いいものではなくて、熊本高校も大したことないなと思いながら「人間失格」とか「僕の生きる道」とかを読んでいました。「人間失格」を読んで思ったのは、古い文章なのでちゃんと読み取れているか分かりませんが、自分勝手に生きて楽しく生きている主人公を読みながら「この主人公の人生って、充分合格レベルでは」とか思っていました。心中して生き延びたくらいで人間失格なんて言わないでくださいよ。


 小説よりも、小説を元にしたマンガを読みます。今なら。それか映画かアニメか。時間が無さすぎるので最も簡略化した方法で内容を楽しみたいですね。


 忙しいというよりかは、TOEICが近いので。少しでもやりきらないと7000円もしたのですから。それに駅チカでたまたまですけれども受けやすいところで受けることが出来たのですから。とにかくキクタンTOEIC800にラインマーカーをつけながら音声を聞いていくだけですね。こういうのって大学時代にやるものじゃないの。


 大学時代はお金が無かったのだから仕様がないでしょう。あとは時間とか。


 同志社大学に戻りたいね。


 「本音で言ってますか? 貴方、実家に帰ってからとても良い暮らしをしてきているじゃないですか。TOEICの英単語を聞いていても誰からも邪魔されない。自分の車も持っている。アルバイトで稼いだお金は貯金か、自分の好きなものに使える。今のほうがよっぽど楽ですよ。本当に。


 とはいえ。TOEIC、TOEIC言っていますが、別に勉強をしろとは言っていないのです。結果を出せと言っているのです。いい加減結果を出さないと。何かしらの資格を持たないとヤバいのはなんとなく分かっているでしょう。さっきのヤフーニュースで公務員の非正規労働者も数年に一度は面接をして、試験に合格しなかったら簡単に職を失ってしまう可能性だってあるのですよ。今が、一年過ぎたから、あと二年後ですか。そのときに更新されなかったら終わりですよ。終わりとは言いませんが、最近耳栓をして良くなって、それでなぜかYTmusicにおいてもピアノでオーケストラの曲が追加されたりしちゃっているじゃないですか。あれって仕事しながら教養も付けれるという画期的なシステムじゃないのかなと思ってしまうのですが。


 教養の無い井上さんにとっては、何もかもが教養です。


 TOEICどうしましょうかね。あと休日が二日しかなくて、一日は精神科通院で午後が潰れてしまうことが決まっています。実質的には今日がTOEIC挑戦への最終日だったりするのでしょうか。


 ポケトークとかがもっと流通して、語学力なんて用済みの時代がやってくるのかもしれませんが。なんか最近はプログラマも生成AIのおかげでプログラミングの仕事が無くなってしまうと話題になっています。どうやって生きていけばいいのでしょうか」


 人生の正解って、なに?


 貯金していたら貨幣価値が下がってお金の意味が無くなりましたとか、そういう未来がやってくる可能性もある。


 例えば、ポケモンカードゲームclassicが今は2万円台で買えたりしている。当初は10万円くらいのプレミアがつくのかなと思っていたら、元本割っちゃった。未来は全く予測が出来ない。8月になるともっと安くなるのだろうな。


 もう嫌だなこの世界。新卒採用で公務員か大手企業に入らない限りいつも不安だらけの人生になってしまうじゃないですか。障害年金も止まるかもしれないし。アルバイトだって二年後には突っぱねられるかもしれないし。


 失敗しちゃいましたかとしか言いようがない。今は良くてもそのうちヤバい。資格に全力を注ぐことで、お金の節約にもなるし、将来少しでも生きやすく生きたいと思っていても、資格で融通の利く世界にはならないかもしれない。もう何もかも分からない。怖い。


 生きるのが怖い。毎朝怖い。毎朝、「今日は休日だ」と思ってほっとして二度寝できる時がとても楽だ。結局そういう人間だった。発達障害は止まらない。大学時代の、コンサータを飲みながら生きていたあの時代の、消費しきれない程の本に囲まれて生きていたあの時代。もう二度と来ない贅沢な時間。だけども孤独な時間。ご飯も充分に食べれなかった時代。


 空っぽな人間で、何も喋ることが無いくらいに、ただ英単語だけを読んでいた。頼むからTOEICは600点は超えてほしい。600点を超えたら何になるかと言われたら、特に何になるかは分からないけれども。


 起きたら京都になっていてほしいと、願わない日は無い井上和音でした。

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