福祉のお仕事〜私、B型作業所を経営しています

第4話「作業所に通うと回復する？」〜僕がその環境を僕が作るんだ！

今メンタルを病んでいる方で「B型作業所に通ってほんとに良くなるの？」って思う方がいると思う。経営者目線で答えると「そうなるような環境を作っています」だ。

これからB型作業所を経営しよう、いいことして稼ごうと思っている人は、「B型作業所への通所ってほんとにメンタルにいいのか？」なんて問いを立ててはいけない。僕たち凡人は、役所でB型の決まりを作る人になるわけじゃない。よその事業所のことはいいのだ。自分の事業所のことを考えよう。

これから、B型作業所を経営しよう、いいことして稼ごうと思っている人は、

「どうやったら利用者さんの人生が良くなるか」それを考えてほしい。

決められたルールの中でどうすれば、いかにいい事業所を作れるかそれを考えてほしい。

どこの事業所も、「通えば良くなりますよ」と表向きはなっている。そのための基準、人員配置とか、設備とか、法律で決まっている。

だけど、利用者さんが心地よい、元気が出る雰囲気かどうかは、目に見えることでは、測れない。だから、見学や体験がある。今、メンタルを病んでいて、「B型作業所って本当に意味あるの？」って思っている人は自分が回復していけそうな作業所を見つけてほしい。この姿勢は、他のことにも通ずる。

一般論じゃない。人の意見も時には大事だが、人がどう思うかどうかじゃない。自分にとっていいかどうかが大事だ。自分に合う場所を探す。自分を認めてくれる場所、受け入れてくれる場所を探す。それは、メンタルの病気あるなしに関わらず大事なことだと思う。就職でもパートナー探しでも、趣味のグループでも同じことだ。一般論、確率論じゃない。自分の感じること、好き、楽しい、いい感じ！自分の気持ちを大事にしてほしい。