第8話 ビッグマウスリザードとの戦い

 飛行魔法の練習をしていたらビッグマウスリザードと言う

 大口とかげが猛スピードでこちらに向かって来ます。


あの大口に飲み込まれたら一気にお腹の中に入って

しまいそうです。

私は思わず収納しておいた石や岩をその口に放出しました。

畑をたがやした時に出てきた石や岩です。その他にも

魔法の練習の時に爆裂魔法で砕いたものです。

重さにしたら1トンは越えていたと思います。

一気に体重が増えたビックマウスリザードは飛べなくなって

墜落しました。

さて、墜落したはいいが、この後どうしましょうか?

小説などでは口の中に火魔法を放っていたようですが

石が邪魔になるかしら?試してみましょう。

私は初級火魔法でビッグマウスリザードの体内を焼いて

しまおうと思ってフアイア―ボールを10発放り込みました

初級と言うには少し強すぎる威力だと思いますが今は

気にしないことにします。

口の中の岩石が真っ赤に焼けてリザードの肉体を

体内から焼いていきます。肉の焼ける美味しそうな匂いが

立ち込めます。

『ビッグマウスリザードの死亡を確認』

【鑑定】が教えてくれました。


『レベルアップしました。レベル99になりました。

スキル【錬金術】が上級になりました。

スキル【調薬】が上級になりました。

スキル【植物創造】が上級になりました。

スキル【全属性魔法】が上級になりました。

スキル【時空間魔法】上級を獲得しました。


なんかスキルのレベルが軒並み上級になって

新しいスキルまで手に入れたようです。

魔核などの他色んな物がドロップしたようですが

後程じっくり確認したいと思います。


「まさか口の中に岩石を放り込んで、フアイヤーボールで

レベル110のビッグマウスリザードを討伐してしまう

なんて前代未聞だよ」

ガイちゃんが呆れたように言いました。

「だって仕方ないでしょ。私は戦闘は素人なんだから

でもレベルって99までじゃなかったの?」

「人間界だとそうなんだけれど、ドラゴンとかワイバーン

とかビッグマウスリザードとかとんでもない強さの魔物は

100以上あるよ優衣ちゃんは簡単に倒しちゃったけれど

ビッグマウスリザードだって110は有るんだからね。

強すぎてレベル鑑定出来ないんだよ」


 「それじゃあ私はレベル90くらいで、鑑定値を止めて

置こう、しかしてその実態は?ってカッコ良くない?」

(昭和の女のノリで言ってしまった……)

「う、うん、いいんじゃない?」

ガイちゃんが呆れたように疑問形で答えてくれました。


帰ったら獲得したスキルの検証しておこうと思います。

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