第3話
一週間後、僕は、山下と映画を見に行った。
「愛する手紙より」という題名の映画は、大ヒット上映中であった。
映画を見終わった感想は、すごく切ない話だなと思った。舞台は、第二次世界大戦まっただなかで、そんな庶民が兵隊に恋をする話で、物語はスタートしていき、兵隊なので戦争に行くとき、その恋をした女の人は手紙をくれた、今度の戦争は厳しい戦いで命を落とした人は何人もいるらしかった。。
女の人はそれをわかっていて手紙をくれた。
それは、「君に恋をしていた。とても幸せな時間であったがもう君には会えないかもしれない。なので、手紙を書くことにした。君は、正義感が強く、負けづぎらいだが、優しい人だと私は知っている。今度、また、食事に行きましょう」という内容だった。
きっともう会えないとわかっていたのかもしれない。そして、男は戦争で殉死した。女の人は、悲しんでなくという。話だった。
「すごい、切なくて、感動する話だったな」と山下は感想を言った。
「うん、まあ、戦争ものだから、そういう展開だと思ったよ」と僕はわかっていたように言った。
「まあ、戦争はたいへんだからね、世の中には戦争はなくならないよ」
「そうかもね、人間の欲望がある限り続くのかもね」映画館を出て、話していた。
そして、僕らは映画のついでにカフェによった。
「いや、ここ人が多いね」とカフェについたばかりの山下は言った。
「たしかに」僕は、列に並んで、カフェラテを頼んだ。
山下はコーヒーをたのんでいた。2人は席につくと、最近のニュースの北朝鮮の話や、車で事故を起こしそうだった話など、面白おかしく話していた。
「そういえば、この前、指名手配犯が捕まったの知っている?30年ぐらい逃げていたらしい。」と山下は言った。
「あ。それね、すごいよね、身元かくして逃げるなんて、とても、並大抵の精神でにげれないよ」と僕は、なぜか指名手配犯を称賛するようにいった。
きっと、大変な毎日だったんだろうと。
「そういえば、今度、wbcが1月にあるんだって、一緒にテレビで見ないか」と山下は言った。
「いいね、それ」僕はコーヒーを飲んだ。
そして、しばらくカフェで話をして、席を立った。僕たちは、駅前で解散をした。結構楽しい時間を過ごしたなと思った。
きっと誰よりも僕が人と話したかったのだろうと思った。
電車に乗っていると、男の坊主頭のお寺で修行をつんでいそうな人がいた。ほかの人とは、服装が違うので、目立っていた。
この世界で、普通と違う道の人もいるんだと思った。出家する人ってすごいなと思ったのだった。きっと、心も安らかなのかもしれない。僕は、目的地の駅につくまで、また、ユーチューブをみていた。
こんどは、どっきり系の動画をよくとっているユーチューバーだった。彼らの名は、キャプテンボルトというチャンネルだった。
その、どっきりの内容が面白かった。天井に人をガムテープでぐるぐる巻きにして、天井から、人を驚かしたり、落とし穴をつくったり、結構な労力をつかう動画を作っていた。僕は、電車に乗っていながら、笑ってしまいそうだった。
声を出さないように注意していた。やっぱり、ユーチューブって面白いコンテンツが多いなと思った。そして、白崎駅に着くと、僕は電車を降りて、駅のホームの自販機によっていき、ジュースを買っていった。
オレンジジュースを手に取り、家に向かって歩いて行った。
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