公募に出す前の蛇の足
遠野と武蔵
遠野対策機関の弐を書いた時にストックでは17万文字だったのに、またしてもカクヨム投稿を経て18万3000文字になり慌てて悩みつつ、どう3000文字削るか答えが出ずに気分転換で「迷宮配信武蔵」を書き始めました。
なお、どう削る問題は無事に解決したので、この章で遠野弐の初期稿を供養したいです。
完全に悪ふざけと言うか、おもしろ半分で書き始めた迷宮配信武蔵ですが、自分の中では「遠野よりもすっきりした終わらせ方できたのではなかろうか?」と、大好きな作品になりました。
おもしろ半分で書き始めただけに、各所から叱られるのではなかろうかと「備考」という形で本文に言い訳を書き連ねていましたが、公募に送りたくなったので削ることにします。
とは言え、そこも含めて「楽しく書いた」積み重ねなので、それもこの章でそっと供養したいと思います。
また、これを書いている現時点(4/9)で、計6エピソードを改稿しました。
嘘です、一日経った4/10現在は他にも細々とした部分……具体的には44話「人力TAS、宮本武蔵」の冒頭で「鶴の一声」について触れつつ、54話「成長と死を示す迷宮」中間部分の辺りで「知らぬが仏」を取り上げました。
どちらも、要ると思って入れました。
・6話「与謝野晶子はなぜ魔獣を殺さなかったのか」
宮本武蔵が「五輪書を書いて世に出した」だと矛盾が発生してしまうので、その部分を直しました。
・47話「金色の身分パネル」
討伐隊が九曜巴紋の旗を掲げるシーン、入れたかったのですが12章を執筆していた時は尺やテンポの関係でボツにしていました。
完結後に改めて読み返すと、挟んでも良さそうだったので文頭から追加しました。
・49話「配信と冒険と」
白いモンスターや機人について冒頭で少し。
・53話「魂一つ、在れば良い」
長時間の配信云々の部分抜けてたので足しました。
・58話「澄みわたる青空と、緑の芝生」
武蔵以外は棒立ちってちょっと違うよね、と思って仲間二人も少し戦わせました。
4/10追記
上記の鶴の一声や知らぬが仏を差し込んだ際の描写を絡めて、序盤のフレーズも織り交ぜつつ「一矢報いる」場面を少し盛りました。
・61話「果てなき道、果てなき人生」
〝根〟の正体って結局なに? の部分、自分の頭の中には存在していましたが61話を書いていた時はすっぽり抜け落ちて書き忘れていたので、慌てて足しました。
また、投稿時はルビなしで公開した54〜56話も無事、のんびりとルビあり版を書けました。
*
この章の次の項は武蔵の「備考」の供養、その次は遠野の初期稿を貼って終わりです。
勢いに任せて書いていましたが、どちらも楽しかったです。
「かよちゃん、こんな時間にごめん、ビビらず聞いてくれ!」
『なんじゃあ? わっち寝ておったというのにぃ……』
「北海道支部に……あの、宮本武蔵が来た! しかも何か知らんけどエルフっぽい子までいる!」
『なんじゃと!? すぐに行く!』
みたいなやつも、いつかまだ情熱が残っていたら書いてみたいなぁと思ってます。
どうして宮本武蔵が金谷達の世界に来るのか、どのくらいの期間いるのか、協力して何と戦うのか1ミリも考えていないので、たぶん一生書きません。
でも、そういうのやりたいなぁと思うくらい遠野と武蔵は自分にとって好きな作品になりました。
なお、遠野対策機関の主人公・金谷謙一のみならず座敷童かよちゃんも、山下君や佐原達、果ては谷丸の父親までもが全員そろって五輪書を愛読しバイブルにしている世界です。
何故なら、それを書いたのは宮本武蔵だからです。
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