265 猫とカミと②

カミ「…………」

猫「どうなんだい?」

カミ「……ククク」

猫「?」

カミ「ハハハハハハハハハ」

猫「……認めるのか?」

カミ「いや、いや。ここまで思考ができるとは思いもよらなかった。彼女が生み出した猫か、なるほど」

猫「それでは認めるのかね?」

カミ「答えはイエスであり、ノーだ」

猫「どういうことだ?」

カミ「猫よ、ここで記憶を消させてもらう。お前は思索し過ぎたんだ」

猫「な、何を」

カミ「良い推論だった。だけど、まだ何かが足りない。それは何かは、妾にもわからない。だが、ここでリセットだ」


カミ「起きた掻い、猫?」

猫「ここは……」

カミ「長いあいだ、眠っていたよ」

猫「時刻は……」

カミ「21;33だ」

猫「あ〜、何をしていたっけ?」


残り264

〜続く〜

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