280 カミ様のこれから

カミ「高峰の覚醒はもうすぐだ。だとしたら、今度は岸澤にアプローチしてみるか」

カミは岸澤にどのようなアプローチをするか、検討する。

カミ「岸澤に高峰の身に起きていることを伝えるのは違約になる。ならば、二人に試練を与えて、高峰を過酷に追いやることで岸澤に喚起させる、か」

ニシシと嗤うカミ。

カミ「その時は兄上にも力を借りよう、うんうん」

カミは両肩をぐるぐると回す。

カミ「さあ、高峰と岸澤、今回で◯◯回の高峰と□□回の岸澤。お互い、わかるかな? お互いのことを忘れているのは各々がそう望んだから。それでも、この世界に連れてきたのは、偶然ではない」

カミは言った。

カミ「全ては一本の未知でつながっているのだよ。本人のの意志とは関係無く、な」


残り279

〜続く〜

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