281 彼女の好感度
高峰「岸澤さん、何かな?」
岸澤「高峰くんが心配してたんだ。あれから右目はどう?」
高峰「痛みは引いたよ」
岸澤「それは良かった」
高峰「ただ、時々変な光景が見えるんだ」
岸澤「光景?」
高峰「そう。二人の男女が見えるんだ。それとなく僕らに似ている」
岸澤「それは、何だろうね」
高峰「わからないんだ」
高峰は頭を掻いた。
岸澤「もしも右目が痛くなったら、言って。すぐにカミ様に頼んでみるから」
高峰「ああ、ありがとう」
高峰は一瞬
高峰(カミ様がなんとかできるのか? そもそもカミ様の言うとうりならば、これは俺が招いだものらしい。何かしらの代償がいるのかもしれない)
と考えたが、
高峰(それでも現状を変えるためにはカミ頼みかもしれないな)
と考え直した。
高峰「もしもカミ様が何もしなかったとしても、怒るなよな」
岸澤は
岸澤「怒る? 大丈夫だよ」
と朗らかに言った。
残り280
〜続く〜
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