解放
岸澤「おそらく、ここには何かしらのルールが有り、条件を満たすことで何かが解放されていくのよ」
高峰「それが何なのか、話すしかないってことですね」
岸澤「そういうことね」
高峰「なら、とりあえず、会話を続けなくてはなりませんね」
岸澤「この黒と白の世界で、二人しかいないこの場所で、でね」
高峰「互いの詳細を知らず、ほぼ他人と話していくってことですね」
岸澤「そういうことだけど、あんたってドライね」
高峰「それほどでも」
岸澤「褒めていないわよ」
高峰「さて、セリフは文字化。発言者の名前も文字化。他にどんなルールが隠されているのでしょうか?」
岸澤「テーマとかは?」
高峰「テーマですか?」
岸澤「そう、テーマ。小説でも何でも言うじゃない。テーマが大切だって」
高峰「会話しかないこの世界でテーマですか?」
岸澤「そうよ」
高峰「……一理あるかもしれませんね。取り合えずテーマを列強していきますか」
岸澤「ミステリーやSF!」
高峰「テーマと言うよりかはジャンルですよね?」
〜続く〜
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます