追加していくルール

高峰「ルールが明確ではないと、僕たちはどうすることができませんね」

岸澤「そうね」

高峰「今わかっていることは、この世界はセリフによって構成していること、そして、名前が文字化したこと。それによって、誰がどの発言したかがわかりやすくなった」

岸澤「ルール追加していくこともわかっているね。どんなルールかはわからないけど」

高峰「文字化するためのルールでまだ僕たちがしたことがないのは、名前の前に文章を足すこと、かな?」

岸澤「どういうこと?」

高峰「例えば、〇〇している高峰、といった名前の前に修飾する言葉をいれるんだよ」

岸澤「なるほどね、大声で叫ぶ岸澤、みたいにか」

首肯する高峰「そういうことです。うん?」

腕を組む岸澤「文字化されたはね」

手を打つ高峰「ルールが解放されたのかな? 何にせよこれでもっと伝えられる」

さつま芋を食べようとする岸澤「そうね」

驚く高峰「芋食べているのですか!?」

憮然とする岸澤「例に修飾してみたら。できたのよ」

水を飲む高峰「確かに、できますね」

〜続く〜

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