第六章
翌日、サラは体中が打ち身の為に痛み、軽く微熱を出して寝込んでしまった。
カイルは切り傷ぐらいで至って元気で、朝から甲斐甲斐しくサラの世話をやく。
「サラ、起きたか?」
サラが目覚めると、決まってカイルが横にいてその度に驚く。
「……事情聴取はいいのですか?」
サラが心配になって訪ねる。
「もう、軍人じゃ無いから、必要な時に呼び出しがあるだけで特にやる事がない。」
「団員の皆さんお怪我はどうですか?」
「ほとんど切り傷と打ち身だけだ。皆んな元気に働いている。
ああ、1人だけ腕を骨折してたな。」
「どなたですか?」
「…ショーンだ。」
「えっ⁉︎団長を継いでくれたんですよね⁉︎
お仕事の方に支障は無いのですか?」
「きき手だから、書類書きは大変だろうなぁ。」
「何故、骨折なんてしたのでしょう?」
「アイツ、軍人のくせに暗闇が怖くてパニックになって階段から落ちたらしい。」
「えっ⁉︎あのホール前の階段ですか⁉︎」
「竜騎士団の先が思いやられるな…。」
「大丈夫なんでしょうか…。」
サラもちょっと心配になる。
「まぁ、団長補佐を推薦しといたから何とかなるだろ。」
既に他人事の様にカイルが言う。
「それよりも、サラが早く元気になってくれないと困る。父上と一緒にボルジーニに帰るぞ。」
「…帰れるんですか⁉︎」
「今回の第二皇子の失態により、近く国王は失脚する。後を継ぐのは前国王の弟君だ。
彼は竜と共に世界を放浪する旅をしている、一風変わった人物らしいが、頭が切れ、前国王がもっとも恐れていた人物らしい。
カターナ国もこれから良い方向に変わる筈だ。」
「楽しみですね。」
「だから早く元気になってくれ。」
サラは笑ってこくんと頷く。
カイルはそんなサラを愛おしそうに見つめ、微笑み返す。
「ボルジーニに行ったらいろいろな場所を案内しますね。美味しいものも沢山あります。」
サラは嬉しそうにそう言う。
それから一週間が経ち、
すっかり元気になったサラはカイルとボルテ、ルイと共にボルジーニに帰国する日となる。
「陛下が旅立つ前にサラと話がしたいらしい、ちょっといいか?」
身支度を整えているとカイルがやって来た。
「はい。これまでのお礼を兼ねて今から伺おうかと思ってました。」
「一緒に行こう。」
そう言って、手を繋なぎ廊下を歩く。
ここに来てからすっかりそれが当たり前になっているが、サラはまだ慣れず恥ずかしくて仕方がない。
どうか知り合いに会いませんようにと心の中で祈ってしまう。
「サラ、陛下に何か誘われても断れよ。」
どう言う事?首を傾げてカイルを見上げるサラの頭を優しくポンポンされる。
王室前に到着して息を整えていると、警備兵が扉を開ける。
「サラ嬢、よく来てくれた!!
見舞いに行きたかったのだが、何故かカイルが抜けた後、私の仕事も忙しくなってしまって、なかなか自由が効かないのだ。
元気になったようで何よりだ。」
「気にかけて下さりありがとうございます。
父の事、カターナ国の事も、いろいろとご尽力頂き、改めてお礼をさせて頂きたいです。」
「それは隣国として当たり前の事をしたまでだ。
それよりも、私が守る事が出来ず、サラ嬢に怖い思いをさせてしまった事に申し訳なく思っている。カイルにもすまない事をした。」
二人向かって頭を下げる国王陛下に、とんでもないと言うようにサラは困ってカイルを見る。
「陛下、もう終わった事です。
結果的にサラは無事ですし、カターナ国の立て直しにご支援、ご協力を頂き我々としては助かっております。お気になさらず。」
カイルはそう言う。
「そうか、そう言ってもらえるならば少し心が軽くなる。
まぁ、カイルが抜けた後を埋める者がいなくて心細いが何かあったら直ぐ呼び戻すからそのつもりでいてくれ。」
不敵にカイルに笑いかけ、陛下は少し寂しそうな顔をする。
陛下は椅子から立ち上がり自ら段を下りて二人に近付いてくる。
そして、カイルに手を差し伸べて握手を求める。
カイルは向き合いながら、手を合わせ敬礼をする。
「今までありがとう。これからも、何があった時にはそなたを頼るかもしれん。どうかこの先も友として心通わそうぞ。」
「身に余る光栄です。」
「サラ殿も、どうかこれからも妃共々仲良くして頂きたい。」
「こちらこそ。よろしくお願い致します。」
うん。と頷き陛下は、サラにも握手を求める。
サラは両手で陛下の手を取り低く腰を曲げる。
「カイルより先に会えていたら、私の側室にでもしたかったな。
コイツに愛想が尽きたら直ぐ私の所に来て欲しい。いつでも歓迎するぞ。」
「陛下…、手を離して頂きたい。」
カイルは不機嫌そうな目を陛下に向け、サラから手を離すように促す。
「まったくサラ嬢の事になると、とたんに心が狭くなる。」
笑いながらサラの手を離し、陛下は指を鳴らし使用人を呼ぶ。
何やら大事そうにビロード色の箱が運ばれてきた。
「こちらをサラ嬢にプレゼントしたい。」
「私に、ですか⁉︎
有り難き幸せでございます。」
戸惑いながらもサラは受け取り、頭を深くさげる。
「中を確認してみてくれ。」
陛下はそう言ってサラに箱を開けるよう言う。
戸惑いながらもそっと蓋を開けると、
エメラルドに輝くネックレスが光っていた。
誘拐事件の時にどこかへ行ってしまったと思っていたネックレスに似ている。
サラは目を丸くして驚き、陛下とカイルを交互に見る。
「煤だらけの地下室で見つけたんだ。
ただ、鎖が切れていたり熱で土台が変形してしまっていたから、陛下にお願いして直しに出していた。」
カイルがそう言って微笑む。
「そう、私が見つけ出したかったがカイルに先を越された。
私は人脈と権力を駆使してこの短期間に直させただけだ。」
笑いながら陛下はそう言う。
ネックレスは前よりもゴージャスさを増し煌びやかに光っていた。
カイルが箱から取り出して、サラの首に付けてくれる。
「ありがとうございます。
もう、戻って来ないものと諦めていたので、とても嬉しいです。」
サラは瞳に涙を溜めて喜ぶ。
「良かったな。」
カイルはそう言って、今にも泣き出しそうなサラを気遣い、
「では、そろそろ出発時間ですので陛下
これで失礼致します。」
「ああ、見送りは出来ないが、良い旅路になるよう祈っている。」
そう言って陛下は段を登り席に戻っていく。
二人は揃って頭を下げて部屋を後にする。
ボルテとルイは馬車と船を使いボルジーニに帰るので午前中に既に出発していた。
カイルとサラはハクとブルーノに乗ってカイルの邸宅に寄り荷造りをしてから、ボルジーニへ向かう予定だ。
このカターナ国に来て、サラにとってはいろいろな事のあった3ヶ月となった。
カイルに会えた事、父を助けられた事、何より、母国が正常に戻った事が嬉しいと思う。
使用人のマリーとカンナの親子は馬車でカイルの邸宅へ向かう為、ボルテと一緒に午前中に出発していた。
城内で一週間暮らしたゲストルームを見渡し、サラは物思いにふける。
カイルは、団員に別れを告げに出て行ったまままだ帰ってこない。
ベランダにはブルーノが、荷物を付けていつでも飛び立せるよう待機している。
「サラお嬢様、少しお座りになってお茶でもいかがですか?」
ララが声をかける。
皆があの時、密偵だと思って疑わなかった彼女は実は、皇后陛下の使用人だと言う事が後で分かった。
皇后曰く、16歳でカターナ国から嫁いでから、出産と育児に追われ友達と呼べる人が居なくて寂しい思いをしていたらしい。
陛下とカイルの友情関係をいつも羨ましく思っていたのだった。
そのカイルの婚約者であるサラと仲良くなりたいと密かに思い、サラの人となりを知る為にララを送り込んだのだ。
まさか密偵と疑われるなんて思いもよらず、皇后陛下からは何度も謝られてしまった。
逆にカイルは密偵と疑がった事を申し訳ないと謝罪していた。
「ララさん、ありがとうございます。」
サラはソファに座り紅茶を頂く。
「皇后様からの伝言です。子供が産まれたら是非会いに来てくださいと、言われておりました。」
「はい、もちろんです。元気な赤ちゃんを産んでくださいとお伝え下さい。街で可愛いお洋服を見つけたら贈らせて頂きますね。」
サラと同い年で、既に2人目の子供を産む皇后陛下は同じ女として尊敬する。
「皇后様がシャルルと呼んで欲しいと申しておりました。」
「善処します。」
皇后様をそんな風に呼ぶ事は許されるのだろうか…と、ふと考える。
「それにしても、カイル様はサラお嬢様に対してかなり過保護でございますね。
今までは皆から恐れられ、泣く子も黙る騎士団長と言うイメージでしたのに、今ではそのなりも潜めてしまいました。」
ララが笑ってそう言う。
「騎士団長としての威厳を保っていたのでは無いのでしょうか。演じていたに過ぎないと本人も言っていましたし、団長から離れたら、実は良く笑う優しい人です。」
「本当に、まったくの別人のようにお見受けします。ただ、過保護過ぎてサラお嬢様が気疲れしてしまうのでは?と、心配になりますが…。」
「大丈夫です。あの手の心配症には免疫があるので…。今は亡き兄も、とても心配症でした。」
サラが寂しそうに言う。
「お兄様がいらっしゃったのですね…。」
「さぁ、そろそろ出発するぞ。
あまりのんびりしてるとマリー達に先を越される。」
カイルがそう言ってサラの顔を覗きこむ。
「はい、行きましょう。ブルーノがさっきからずっと待ってます。」
ベランダを見ると、ブルーノがこちらに視線を向けて心配そうに見つめていた。
「ララさんにお別れをしてきます。」
サラはすっかり元気になってソファから立ち上がる。
廊下にそっと顔を出すと、ララとショーン、後に数名の団員が話をしながら待っていた。
「すいません、お待たせしてしまって…。」
「ララさんも心配させてごめんなさい。」
「いえ、私の方が考慮が足りなくて申し訳ありませんでした。」
「私が感情的になってしまっただけです。もう大丈夫だから。」
しきりに謝るララに笑いかける。
「ショーン団長、忙しいのにわざわざこちらに来て下さり、ありがとうございます。」
「本当ですよ。忙しいのに手伝いもしてくれず、俺を置いて先に帰るなんて…カイルに言ってやって。」
「おい…。俺がまるで悪いみたいな言い方は辞めろ。お前の処理能力が無さ過ぎるせいだ。今まで逃げて俺に押し付けきた報いだと思え。」
カイルが厳しく抗議する。
「えーー、血も涙も無い…。」
がっくりと肩を落とすショーンを補佐官が宥める。
「…後は頑張れ。」
カイルは冷たくそう言ってショーンを一暼する。
「もっと何か助言とか無いのかよ。」
「ショーン、もうカイルを解放させてあげろ。今まで、十分やってくれただろ。」
サラに剣の指導をしてくれたゴイル隊長がショーンを宥める。
「しかし、リューク殿がこんな可愛らしい女性だったとはな。知らなかったとは言え申し訳なかった。」
「そんな気にしないで下さい。私はとても嬉しかったです。」
サラは懐かしくリュークと呼ばれてた時の事を思い出す。
「俺は始めっから、女子だって思ってたのに皆が疑わないからさぁ。」
「まぁ、それはもういいじゃないですか、結果的にカイル様に春が来たんだから。」
最年少でありながら、竜の世話を全て任されているカミルがそう言う。
「お前に言われると、何か腹が立つな。
竜達の事、お前に全て任せたぞ。何かあったら連絡をくれ。」
「はい。よろしくお願いします。」
「おい!俺とは全然対応が違うんじゃ無いか?」
ショーンが2人に絡む。
「お前は少しぐらい1人で頑張るべきだ。」
「サラ、そろそろ行こう。」
そう言って、サラに暖かいコートを着せ前ボタンまで留めようとしてくれる。
皆んなが見てるのに恥ずかしいと、
「自分で出来ます…」
と、小声でカイルに訴える。
ベランダに続く窓を開けると冷たい風が吹き込む。
カイルが笛を吹きハクを呼ぶ。
バサァ バサァ と風が巻き起こり空からハクが所狭しと舞い降りる。
「サラ、一緒にハクに乗るか?」
カイルが小声で言う。
「きっとブルーノが拗ねてしまいますから。」
そう言ってサラはブルーノの方へ行く。
「皆さん今までいろいろとありがとうございました。皆さんと過ごした3ヶ月は決して忘れません。また、お会いできる事を楽しみにしています。」
サラは深く膝を曲げお辞儀をしてから、カイルに助けられながらブルーノに乗る。
「じゃあ、またな。」
カイルは軽くそれだけ言ってハクの方へ行こうとする。ショーンはたまらず走り寄りカイルに飛び付き男泣きする。
「ショーン…団長だろ、そんな泣いて部下に示しがつかないだろ…。」
呆れながらも、そういえばこいつとは軍学校時代から10年以上一緒に居たなと思う。
「何かあったら連絡くれ、鳩ぐらい飛ばしてやるから。」
おいおい男泣きするショーンの背中をポンポン叩き呆れながらもカイルは抱きしめられるままになっている。
しばらくそうしていたが埒があかないと、団員に目配せして3人がかりでショーンを引き剥がす。
「鳩じゃダメだ。鷹を持ってけ、ランカを持って来い直ぐに。」
「ランカは1番の働き頭だろ?もっと重大任務の為に使えよ。」
カイルは呆れながら、ハクに跨り出発しようとする。
「待てまて、鷹を持ってけ!!」
ショーンの必死さに気圧されてカイルは苦笑いする。
「分かったから…。まったくなんで俺が鷹の世話しなきゃならないんだよ。」
結局、鷹を渡して満足したショーンと、先が思いやられるという風の団員達をおいてサラとカイルは帰路に着く。
出発がだいぶ遅れて、空気が少し冷えてきた。夕方前には到着したいと、カイルはサラを心配しながら飛ぶ。
この先、きっと何があっても2人離れずどこまでも、一緒に飛んで行けたらとカイルは思う。
2人ならどんな困難でも乗り越えられる。
希望に満ちた未来へ向かって。
「とりあえず夕飯にしよう。」
カイルは、サラの手をさりげなく握り歩き出す。
「…はい。」
夕飯は温かい野菜のスープや柔らかい子羊のステーキなど、充分に冷えた体を温め、美味しい物を食べ、ホッと気持ちを穏やかにしてくれた。
デザートにはプリングやイチゴのケーキ、アップパイなどいろいろな種類が並べられ、全ての種類が食べられないくらいだった。
「こんなにいっぱいのデザートは初めてです。」
サラは感動し、目をキラキラさせてちょっとずつに切り分けて貰い、沢山の種類のデザートを堪能した。
「頑張って全種類食べなくても、明日食べればいいから。」
カイルはそんなサラを可笑しそうに笑って見つめる。
「カボチャのパイとチーズケーキは明日の朝に食べたいので、取っておいて下さいね。」
サラは、給仕をしてくれる使用人に一生懸命つげていた。
「全部サラ様とご主人様のものですから、心配しなくても取っておきますよ。このケーキは全部ご主人様のご指示なんです。」
「そうなんですか?」
「サラ様が疲れて帰るだろうからと、甘い物を沢山用意しておいて欲しいと連絡があったんですよ。」
「そうなんですか?わざわざありがとうございます。」
「みなまで言うな……ただサラに喜んで欲しかっただけだ。」
どこまでも優しくて気遣ってくれるカイルに感動してしまう。
夕飯を終えて、部屋に戻って1人ホッと一息を付く。
「お風呂が沸いておりますので、お着替えとガウンはこちらにあります。」
使用人が至れり尽くせり世話を焼いてくれる。
「それでは、これで今宵は失礼致します。」と、全ての寝支度を終えた使用人達は部屋を後にする。
急に、広い部屋に1人にされたサラは少し心細くなる。
今日は朝からカイルとずっと一緒に居たせいか、カイルに会いたくて仕方がない。
でも、心の準備は出来ていない……。
いつかはきっと、そう言う大人の関係になるんだろうと、頭の何処で思ってはいたけど、こんなに早く来るとは正直思ってもいなかった。
とりあえず、お風呂入って落ち着こうと思う。
カイルはと言うと、
風呂に入って気持ちを落ち着ける。
大切なのはサラの心だ。
サラの気持ちが追いつくまで待つべきだと思うのに、愛おしさが溢れてこれ以上、自分を制御出来そうも無いと思う気持ちとで揺れていた。
とりあえず、今宵は眠れそうも無い…。
風呂から上がり頭を拭きながら部屋に戻ると、
トントントントン。
思いがけずドアのノックが響く。
今夜はもう使用人は帰ったはずだ。
サラが自ら来るなんて思いもしなかった。
ドアを開けると、ガウンを着たサラがいた。
動揺したカイルは
「どうした?心の準備とやらが出来たのか?」
つい意地悪な聞き方をしてしまう。
サラは少し困った顔をして
「…あの…ちょっとだけ寂しくなったと言うか…。」
「悪かった…意地悪を言った。」
カイルはそう言ってサラを部屋に入れ、抱き寄せる。
「今夜は眠くなるまで話しでもしよう。」
安心させるようにそう言って、サラを解放してソファに座らせる。
「紅茶でいいか?」
「はい…。」
あんな事を言ったから怖がらせたかと反省して、出来る限り優しくしようと心がける。
「ありがとうございます…。」
「髪がぬれている、ちゃんと乾かした方がいい。」
サラの髪をタオルで優しく拭く。
「だ、大丈夫です。カイル様の方が濡れてる気がします。」
「俺は直ぐ乾くから平気だ。」
いつも自分の事は後回しで、サラは申し訳ない気分になる。
サラはふっと立ち上がり、カイルに抱き付く。
「どうした?」
カイルも髪を拭く手を止めて、優しく抱き締め返す。
「あの…
心の、準備が、出来ました…。」
そう言うサラは少し振るえている。
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