二六。献血**

 深夜の帰り道。珍しく献血バスを見つけたので立ち寄ってみた。年齢、病歴、男性経験の有無のチェックを受け、献血開始。腕から伸びたパイプの行方を追い、カーテンの奥を覗くと、高慢そうな白人女が血風呂をんでいた。しまった、これ赤十字じゃない。逆十字の献血だ。

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