二五。招待

 古今東西の名探偵を絶海の孤島に招待した。パーティ会場で奴が狼狽うろたえている。探偵でも助手でもない自分が、何故呼ばれたのか不思議なのだろう。これだけの探偵が集まれば、必ず殺人事件が起こる。犠牲者は場違いな者と相場が決まっておる。わしが手を下すまでもなく、おまえはここで死ぬのだ。

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