拝読いたしました。
こういう唐突で理不尽で不可解なものって、説明に文量を割けない140字と相性いいかもしれませんね。砂そのものが異常だったのか、増える砂や波の音は幻覚で溺死は錯乱した彼女が自分で何かしてしまったのか…でもそうすると群がっていたカニは?色々想像できていいですね。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
ですです。説明不要なものは、説明性のない文字数だとうまく収まりますし、読者も寛容になりますから、向いてるかと。そのせいか、そういう作風になりつつある気もしますがw
それこそ謎の現象なので、色々考える余地が出ていいかもしれません。最後のカニが生々しくて気に入っています。
編集済
高層マンションぽいのに「土間」という言い方をするのか、とどうでもいいところが引っ掛かってしまいました。
▼返信への追記:
解説を拝見したうえで自分だったらどうするか考えると、潮が段々と満ちてきている様子を伝えるために、玄関ではなく廊下のフローリングの床がびしょびしょに濡れていたことにしますかねぇ。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ぶっちゃけ私も同じ感想なんですが、どう調べても玄関の床は土間か三和土(たたき)なんですよね……
三和土でも同じ意味合いで通るんですが、本来は土間の材質だったこととか、どうみても難読なことから、わかりやすい土間を選びました。玄関の床でもいいんですけど、それだと靴脱ぐ場所なのか、脱いで上がった床なのかわかりづらい気がするので。
何かいい言葉があればいいんですが。
追記:
「段々と水が上がっていく」を伝えるには、やはり一番低い場所=土間から始めないと伝わらない気がするんですよね。
確かに土間から廊下に次第に進行していく様子は、私も描きたいところだったんですが、140文字の壁に阻まれて。
ぎょっとするような絵面なのにふしぎとおしゃれな感じの怪談とかがありますけれど、私はこの作品、そういう系統のものとして読みました。死に方それ自体の因果関係がまるっきり不明で、不条理ナンセンスっぽい流れですもんね。
砂・波音・水・カニと、小道具が分散してるから怖さが今ひとつなのかなとも思いましたが、ことさらに修正することもないのではと思います。こういうショートショート、一時期よく読んだなあ。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
私も書きながら、お洒落感あるなあと思ってました。逆に最後のカニで、それまでとのギャップが出せるかと思ってたんですが、どうでしたかね。
ちなみに現象そのものは不条理ですが、一応何が起こったのかは想定してありまして、小道具の配置からある程度読めるようにしてあります……と思いましたが、まだ足りませんでしたかね。まあ140字ですし、わからないままならそれはそれで……ちなみに「満潮」です。
私は読み返して、なんか水木しげる作品の絵面が出てきました。何故だ……書いた時の脳内ではシャレオツだったのに……w
追記:
タイトルを「満潮」に変更しました。
編集済
全国のほとんどの海岸で砂などの持ち帰りが禁止されているっていう話を思い出しました。窃盗やらそんな感じの罪になってしまうらしいですが、他の意味もあるのかな、なんて。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
そして企画にも感謝です。ちょうどいいタイミングでしたw
ほうほう、そうなんですね。工事に流用されるから、とかでしょうか。
或いは不衛生だとか、そういう理由かも……ともあれ、今作のように靴の中に入った砂はどうしようもないですねw
何故にこんなことになったのかは、誰にもわからない感じです。