応援コメント

第56話 エピローグ」への応援コメント

  • なんだか見覚えのあるタイトルだなあと思いながら読み始めたら、あの作品のブラッシュアップ版でしたか。
    旧版を拝読した時の印象を思い出しながら読み進めました。新旧を対照しながら読むなどという作業にまでは結局手を付けかねたままですが、いくらか語りっぷりがスリムになりましたかね? 基本的なプロットはほぼそのままだったようではありますが。

    オチもサスペンスも全部見通したままでの通読でしたが、改めて読むと結構いい場面がたくさんある作品だったんだなあと思います。終盤の、死にゆくオクトマンを抱いて自ら死にかける杏里の姿なんか、感動シーンですよね。カタストロフがどんどん派手に大規模になっていく展開も、いささかハリウッド映画的ではあるんですが、エンタメ小説としては充分読み応えのある作品になっていると思います。

    まあ私としては、戦隊モノと、大河級ハードSFのノリとが、やはりどこかかち合っているんでは、という印象を、今回も払拭しきれなかったのですが……そこは監督なり演出なりの腕次第でしょうか。

    人類とオーヴァルの確執の果てに行き着いた結末、この作品の視点ではそれなりにのみこめる内容にはなっていると思いますが、最終章で語った数十年分の流れは、外伝か何かの形でもうすこし丁寧に語られた物語が読めたら、とも思いました。とにかく、何回読んでも壮大なスケール感にめまいがします w。

    ところで、こんなどん詰りのコメントで失礼しますが、道中気になった日本語の表記について、三つほど。


    第二十三話
    >呆れる千紘を、母屋に案にする。
       「案内する」でしょうか。

    第二十七話
    >街から人が減り、他人の眼がなると、
       「眼が少なくなると」?

    第三十九話
    >槍の直系の、3倍もの大きな穴をあけた。
       「直径」


    よろしくご確認ください。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。おまけに、誤字脱字まで丁寧に……
    スルーされるだろうと思っていたのですが、わざわざコメントいただいたのは誤字脱字が気になったからでしょう。感謝です。

    前作で政治家の名前が多すぎるとか戦隊モノの物語に振り切ったほうが良いのでは、といったアドバイスをいただき、政治的な駆け引きと政治家や官僚の名前を削りました。正直、戦隊モノには振り切りきれませんでしたが(^_^;)
    逆に、戦うのが大人の戦隊(?)だったら、もっと小難しくして、大人の読み物になるかもしれないなどと、野望を燃やしています。(笑)