第一章 第六十九話 Help-me(助けてくれ)

1152 ぶぅぶぅぶぅ!!なんやねんこれ?

 第一章・第六十九話【Help-me(助けてくれ)】が始まるよぉ~~~♪

(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


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 069【Help-me(助けてくれ)】


 『ハイ!!またまたオィちゃんの出番ですよぉ。チッ……どうせ、それ=俺の不幸話なんだろけどな』


 ……あぁそうさ、どうせ、そうさ。

あの程度の軽い事件ぐらいで、この『間抜け』で世界に名を馳せた俺様が終わる訳なんかねぇんだよ。


まだまだ、その間抜けな行為が続くからこそ、こうやって俺が『メインでストーリーテラーの任に着いてる』んだろうしな。


俺がメインなのに、あの程度の可愛らしいダメージで終わる筈がねぇ。


まぁ要するにだな。

またまた今回も、前回同様のお間抜けコント劇場の続きだよ、コンキチショイめが!!


つぅかよぉ。

これ以上、一体、俺になにをさせる気なんだよ?


毎度毎度言うがな。


ホント……もぉいい加減ヤメテくれよ。

こんな事が罷り通るなんて、俺の私生活って、一体どうなってんだよ?


……なんて嘆いた所で『俺の不幸』は終わらないのは言うまでも無いので、此処は早々に、そんな気持ちをバッサリ切り捨て御免。

早急に諦めて、気持ちを入れ替えていくのも肝心な事。

此処で変に『この後、救済されるかも……』な~~~んて甘い期待を持つ事自体が、俺にとっては『死を意味する』言葉でしかないからな。


ホント、こういう場面では、なにかを期待するだけ無駄なんだよな。

期待しただけ、期待した分、必ずと言っていい程、手痛いシッペ返しを喰らうのが良い所オチだろうしな。


パンドラの箱同様、箱を開けちまった最後。

飛び出した『最悪』が、どれだけこの世を覆うても、最後に残った『希望』だけは箱の外に出しちゃイケない。


例えだな。

箱の端っこに『希望』がキラキラ輝いていても。

そこは、見て見ないフリして、ソッと箱を閉めちまうのが賢明ってもんだ。


これが俺の人生に於ける『鉄則』とも言うべき行為だからな。



なんだろう?……これはこれで、異常に切ねぇ気分に成って来た。


***


 そんな感じになりながらも。

さっきの時点では眞子のアホタレに良い様にあしらわれてしまう様な結果にはなってしまったものの。

今現在の俺は、宣告通り気分を切り替え。

その話の発端になった素直と一緒に居て、何気ない会話を楽しくしてはいたんだがな。


モノの10分もしない内に、まるで誰かに用意されていたかの様に、早速、魔の手が伸びてきて、厄介事が向こうの方から舞い込んで来やがった。


その発端が、これだ(↓)



「ヤホ、ヤホッ~~~、兄貴君、素直♪」


……ってな軽い感じで、今しがたステージでの曲を唄い終えた美樹さんがステージからピョンっと飛び降りて、機嫌良くコチラに向かってやって来たんだよな。


いやまぁ勿論、美樹さんがコチラに来てくれた事自体は、特に厄介事でもなんでもねぇんだけどな。


彼女が話す会話の内容ってのが、あまりにも最悪な内容だったんだよ。



「「あっ!!美樹さん」」


なんて思ってたら……見事なまでに、素直とハモッちまったな。


まさに会話を始めるにしても最悪の出だしだ。



「なになに、2人して綺麗に声まで揃えちゃって、豪く仲が良いじゃない。……あたしが唄ってる間に、なんか良い事でも有ったの?」

「「あぁいや、なんにも無い(ッスよ)ですよ」」


ホント……最悪だよ。

二回連続で、完璧にハモっちまったよ。


なんでこうなるかなぁ?

俺等は、全国大会で優勝を目指してるのコーラス部の部員じゃねぇつぅの!!


それともなにか?

心のテレパシーで繋がってる双子とでも言いたいのか!!



「ぷっ!!ホントなんなの?そうやって2回もシンクロなんて、2人になにかあったのよ?」

「「・・・・・・」」


ぎゃああぁ~~~!!

これは、またしても失敗じゃあぁ~~~!!


俺としては、素直に、美樹さんとの会話の優先権を渡そうと思って口を閉じて黙ってたら。

素直の奴も全く同じ事を考えやがったのかして、同じ様に黙っちまいやがったよ!!


此処に来て、2人して沈黙するとか……間が悪いにも程があるぞ。


この空気、どうすんだよ?



「ねぇねぇ、なになに?急に、そんな風に2人して沈黙するって事は、なにを隠し事でもしてるの?」

「「あぁいや、別に隠し事なん……」」


もぉ神様とやら……もしアンタが、本当に存在するならよぉ。

頼むから、こういうの対処し難いボケをかまさせるのだけ勘弁してくれよぉ。


一体、なんなんだよ?

この無意味なまでに高いシンクロ率はよぉ?


またエヴァか?エヴァなのか?

此処でエヴァのCMでもしたいから、俺等にこんな真似をさせてるのか?



「あの、お2人さん。……仲が良いのは、非常に結構なんだけどね。それじゃあ、全く話が進まないんだけど」


まったくですな。

仰る通りでございます。


……っで、此処で漸く、策を弄した素直が口を閉じたまま『先にどうぞ』っと言わんばかりに、自分の手を美樹さんの方に向ける。


早い話、俺から先に会話を始めろって事だな。


なら、了解だ。

此処からは2人でハモる事無く、見事なまでに美樹さんとの会話を成立させてやろうじゃないか。


いやまぁ、そんな大層な話でもねぇんだがな。


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【後書き】

最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございましたぁ♪<(_ _)>


なにやら美樹さんが、最悪な話を持って来た様な話をしようとしてたのですが。

それ以前の問題として、会話の冒頭からハモリ問題が発生してしまい、今回の話はそのまま終わってしまいましたね(笑)


いやまぁ、そんな中にあって倉津君が、本編んで何度も『勘弁してくれ』っとは言ってたので。

ある意味、こんな内容であっても、第六十九話のタイトルである【HELP-ME】だけは回収できてたのかもしれませんが(笑)


……っとまぁ、冗談はこれ位にしまして。

次回からは、倉津君、素直ちゃん、美樹さんによる会話の内容をキッチリと書いていきたいと思いますので。

これに呆れず、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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