1134 安易な気持ちは死を招く
少々遊び感覚で「崇秀に首輪をつけて貰う」なんというロクデモナイ願望を露にする眞子。
だがそれを見た奈緒さんは、崇秀との行為の危険性を示唆していき。
彼との行為は【快感が残留する】っと、少々意味の解り難い言葉を発する。
***
「あぁ、うん。ブッチャケて言えば。今、思い出しただけで濡れてきそうなのよ。現に今も、ちょっと濡れてきてるし」
「そんなに……ですか?」
「……うん」
それって、本当の話なんですか?
「あっ、あっ、あの、奈緒ネェ。あの、あの、非常に申し訳ないんですけど。あの、ちょっとだけ確認させて貰って良いですか?」
「えっ?あぁ……うん、眞子なら良いよ」
恥ずかしいのに、ゴメンね、奈緒ネェ。
それに同性の私になんか、大事な此処を触られたくないよね。
本当に、ごめんなさい。
……そう言う罪悪感に包まれながらも、私は、奈緒ネェの下着に手を入れた。
「……あっ……んっ」
あぁ……これは、ちょっと処かグッショリ濡れてる。
それに私が見た事が無いぐらい、奈緒ネェの体が過敏に反応をしている。
話をしていただけなのに、この有様って……
だとしたら、全部……真実なんだ。
「あぁ、ごめんなさい、奈緒ネェ。もぅ良いですよ。……大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫。……でも、眞子、これで解ったでしょ。これが隠す事の無い現実なのよ。言ってる意味、解るよね」
「あぁ……はい」
「そっか、解ってくれたか。……でも、眞子。私ですら、こんな風になるぐらい、仲居間さんとのSEXは『快感が残留』するのよ。それをHした事のない初めてのアンタが、あんな生易しい遊び感覚で仲居間さんとHをしちゃったら、それこそ『快感の虜』になっちゃうよ。……少し下品な言い方をしたら、年がら年中、仲居間さんのチ〇コの事バッカリ考えて生きて行く様な女に成っちゃうの。……幾ら仲居間さんが好きでも、そんな関係は嫌でしょ」
「あぁ、はい……」
それは流石に嫌だなぁ。
勿論、崇秀の事は死ぬ程大好きだけど、そんなSEX中毒みたいな状態の馬鹿に成るのだけはご免被りたい。
ヤッパリ、Hとは言え、ちょっとは対等の立場で居たいです。
「そぉ。じゃあ、もぉ安易に馬鹿な事は考えちゃダメだよ。私は、眞子に、そんなミットモナイ女に成って欲しくないからね」
「ごめんなさい。いつもなにも考えずに馬鹿な事バッカリ言って、心配させて、ごめんなさい」
「あぁ良いの、良いの。私になら、幾らでも心配なんて掛ければ良いんだよ。眞子は、私にとっては、クラと同じ位、大切な子なんだからね。それに私達は姉妹なんでしょ。妹が姉に世話を掛けるのなんて当たり前じゃない」
「奈緒ネェ……もぉ世界一最高のお姉ちゃんですよ。私、本当に奈緒ネェがお姉ちゃんで幸せです」
「そぉ……」
いつもこうやって、アホで、馬鹿で、ドン臭い私を心から心配してくれる。
もぉ、欠点が1つたりともない完璧なお姉ちゃんですよ。
これからも、まだまだ一杯ご迷惑を掛けする事があると思いますけど、また色々教えて下さいね。
私も出来る限り、迷惑を掛けない様に努力しますんで。
こんなアホな子でも見捨てないでね。
大好きだよ奈緒ネェ。
「あの……所で奈緒ネェ。もう一回、最終確認するけど。崇秀のHって、本当に、そんなに凄いの?」
「拘るねぇ。……ヤッパ、そんなに気になる?」
「うん……凄く気になる」
「じゃあねぇ。具体的に言うとね。クラのHの6倍ぐらい強烈な快感があるよ」
うわっ、また嫌なリアル系の数値だなぁ。
しかも6倍って……
あぁ、でも、あれだよね。
以前は18倍って言われてたから、この半年と少しで1/3にまでは減少したね。
ヤッタね、真琴ちゃん!!
「6倍ですか?……あぁでも、以前と比べて、豪く倍数が減りましたね」
「そりゃあそうでしょう。クラが帰って来たら、気持ちが一気にクラの方に傾くんだから、倍数は減るわよ」
「あぁ、そっか。そう言うメンタル面も加味した上での6倍なんですね」
「当然当然。クラが存在すると、しないとでは、気持ち的にも雲泥の差があるからね。居てくれさえすれば1/3にも成るって話。……あぁ、でも、眞子、この6倍って数値、実にリアルな数値なのよ」
「なんでですかね?」
あれ……つい口走っちゃったけど、余計な事を聞かなきゃ良かったかな。
なんか凄い凹まされる予感がするのは……何故?
「うん?だって、快感の得れない分を回数で補ってるんだもん。だから6倍なの」
「あの、それって……」
「そう言う事。それ程、テクニックに差が有るって事。だから文化祭の前日、私、クラと6回もやっちゃったんだよね。あの時は、中々満足出来なくて、ホント、心身共に困り果てたもんだよ」
……うん。
やっぱり、聞くんじゃなかったよ。
女の子同士の会話って、露骨だから最悪だね。
あぁでも、1つだけ解った事が有るよ。
奈緒ネェの胸が大きくなった理由って、真琴ちゃんの精液がタップリ詰まってるんじゃないかなって仮説。
多分、精液が圧縮されたか、奈緒ネェの女性ホルモンの分泌を多くさせて、胸を大きくしたんだね。
うんうん。
そう考えたら、崇秀とのHより、真琴ちゃんの方が、奈緒ネェに貢献してるよね。
あのアメリカの出来事でも、結局、崇秀は、射精には至らなかったからね。
この仮説は正しい筈だ。
でも……下手にこんな事を言ったら。
ぶん殴られた上に、簀巻きにされて相模湾にダイブさせられるので、絶対に言わないけどね。
まだ死にたくないし。
処女のまま、お陀仏なんてお断りです。
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【後書き】
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございましたぁ♪<(_ _)>
お互いの愛情を確かめ合う行為は、当然、上手いに越した事はないんですが。
度が過ぎると、相手が依存するほど、おかしくなってしまう可能性が出てきます。
それを体験したからこその奈緒さんの言葉。
矢張りSEXとは言え、崇秀を相手にする場合は一筋縄ではいかないみたいですね。
さてさて、そんな真実を知った眞子。
一旦は、それで反省した様なのですが、また即座にロクデモナイ事を考えてる様子。
奈緒さんに余計な事を言って、おかしな事に成らなきゃいいんですが……
ってな感じで次回のお話を書いて行こうと思いますので。
良かったら、また遊びに来てくださいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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