いじわる

第32話

みんなにちやほやされる、ピーチ。

男に媚び売ってる。


「ジャムさん、やっぱりあの、ピーチって子はよくないですよ」


「だよね」


ジャムさんと外でお食事しながら話す。


「社長にもしかしたら相談してるかもしれないから…気をつけないとですけど」


「そうなの?なんでわかるの?」


「なんか、ロッカー作ってたんで…」


「それって関係あるの?」


「荷物とれないようにってことですよ!」


「そうなのー?じゃーなにしよーか」


「そうですね…ジャムさんならどうしたら辞めたくなりますか?」


「わかんなーい」


「そうですよね…あ!実さんに嫌われるのは?」


「なんでー?」


「カメラマンだし、ブランド作ってる人だし?だから、付き合ってほしいって手紙とかやるとか。あの人嫁いるし迷惑ですよね」


「いいね!」


よーし、それなら私にもできる!書いたものを実さんの鞄入れるだけ。だってロッカーに入れてないし。



…何日も入れたけど、反応なし。なぜだ…。


「ジャムさん、反応ないです」


またジャムさんのおごりでご飯を食べている。


「そーなのー?もー、奥さん好きすぎて気にならないってこと〜?」


「さぁ…」


「ほのかちゃんも旦那さん好きすぎるから無視しそー」


「いえ…私は…」


どうでもいいんだけど…

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