第22話

「大丈夫です、されたこと、あるから…心配かけたくない」


「…そうですか。では、車でお待ちください」


社長、下着の店行けるとかすごいな。女いっぱいはべらかせてるんですか。サイズ一瞬で見てたのか?


「お待たせしました。同じ色は売り切れていました。すみません。車のカーテンを閉めますので、着替えて構いませんよ。窓をノックするまで鍵をしておきますね」


「ありがとうございます」


女子の扱い慣れすぎだ。途中で開けられて、社長に襲われちゃうことってある?いや、ないでしょ。でも、わかんないよ?いや、もう着替えよ。


そのまま、社長は職場まで送ってくれた。はー、今日は疲れた。


「おかえりなさい」


部屋に零がいる。コートを脱いで走っていく。テレビ見てた。


「ただいまぁー」


抱きついて、なんか落ち着いた。


「さっちゃん、どうかしました?」


「疲れた。ちょっと眠い」


「ベットに移動しましょうか」


ひょいとかかえられ、ベットへと寝かされる。


「帽子と、サングラス取りますね」


「眠い〜ちょっと寝てから食べるから、ご飯は頼んどいて」


「はい!」


出前も知らなかった零は、最近覚えたから、はりきってる。でもその笑顔見てると、


「…さっちゃん?」


キスしていた。


「…やっぱり、エッチ…してほしい」


「わかりました。言ってくれて嬉しいです」


「別に…やな事あったから…」


「え?」


「ごめん、仕事の話…家でしたくなかったんだけど…」


泣くな…泣いちゃだめ。


「なんでも言ってください」

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