第6話
森の木々がざわつく
どうやらボスのお出ましのようだ。
【エンシェントの森のボスが来ます。戦闘態勢を】
「ぐおおーん!(貴様か!)ぐがーん(我が森に来たのは)」
そうだ。訳あって何か知らんがここにいた。
「うおー?(我が声がわかるのか?)」
分かるよ。この子たちの声も分かる。
2頭のウルフの頭を撫でる。
「うおおおーん(我はハイランドハウンド森の主なり)」
『システム:ハイランドハウンドが図鑑に登録されました』
『システム:図鑑システム』
終わってから見てみよう。
「うおーん(小手調べというこか)」
分かりました。
「うおーん!(勝てたら通すしついて行く!)」
尻尾はふりふりしてので付いてく気まんまんやん。
『システム:戦闘開始画面突入』
『クエスト:ボス戦闘』
【開始】
『クエスト:ボス戦闘チュートリアル』
【開始】
【ここで、ボス戦闘について説明をします】
仲間のウルフとボスのハイランドハウンドはちょこんと座る。
(やっぱり説明とか入るとこいつらは律儀に待っててくれる)
ああ、お願いする。
【ボスは基本的にそのエリア内の責任者の立場となります。勝てば先に進む権利を与えられます】
そこはゲームと変わらんな。
【そして、一定のボスのみ貴方様に付いていきます】
ハイランドハウンドは付いて行く気満々だったからな。そういうこともあるようだな。
【『剣出現装着』と『防御モーション』さらにこの戦闘から解禁となる『必殺技』があります】
必殺技?
【はい。貴方様のスマホにこの戦闘画面が表示されていると思いますがその右側にゲージがありませんか?】
スマホを確認すると右側に何かのゲージの存在を発見する。
(前の戦闘には無かったな)
【そのゲージが『必殺技ゲージ』となります。時間(ターン)経過で貯まっていきMAXまで貯まると必殺技を放てるようになります。】
ふむ。
【自分の行動が3回終わった後の敵からの行動終了で必殺技ゲージがMAXになりますのでそれで使えるようになります。貴方様が今使える必殺技は剣の必殺技です】
なるほど
「くーん(もう終わるか?)」
どうなんだ?エディ
【はい。これでボス戦闘チュートリアルは終わりとなります。長らくすみませんでした】
「うおーん(気にする事はない)うおん!(では始めようか!)」
ハイランドハウンドは構えのポーズをとる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます