第5話

『クエスト:防御モーションチュートリアル』

【完了】

再度ウルフが動き出す。

(こっちがチュートリアルとかの時とかは動かず待っててくれるの嬉しいな)

こういうことって出来ないかな

『クエスト:ウルフと仲良くなろう』

【開始】

(そんなのあるんだな、なら)

おいでおいでと優しく手招くとウルフはキョトンとして近くによってくる。

そして頭を撫でてやると

嬉しいそうに鳴く。

「くうーん」

尻尾も高速で振る。

もう1頭も撫でて欲しくて寄ってくるので撫でてやるともう1頭も

「くうーん」

と鳴いてすりすりする。

『クエスト:ウルフと仲良くなろう』

【完了】

【貴方様は素晴らしい方のようです。ウルフと仲良くなろうという意思がウルフに通じました】

ウルフは2頭ともちょこんと座り連れて行ってと願う。

一緒に来たいか?

「「うおん!」」

にこにこしていう。

なら行こう。

「「わふ!」」

『システム:ウルフが仲間になった』

『クエスト:名前をつけてあげよう』

【開始】

名前か。、、。目が青いのが『ウィズ』で薄い茶色のが『ルード』。

ウィズ!

「うおん!」

ルード!

「うおーん!」

よし!いくぞ

「「うおーん!」」

『システム:2頭のウルフに名前がつきました』

『クエスト:名前をつけてあげよう』

【完了】

ルードとウィズ、そしてナビゲーションのエディ、俺で森の奥まで向かう。

『システム:エンシェントの森最奥到着』

『クエスト:エンシェントの森最奥まで行こう』

【完了】

奥は真ん中に湖があった。

湖はかなり清潔で清らかな水であった。

『システム:清き湖』

場所を表しているようだ。

ウィズとルードが湖の水を飲んでいる。

俺も掬って飲む。

『システム:清き水を飲んだ』

『システム:レベルが上がりました』

(な、何!?)

ルードとウィズたちもレベルがどうやら上がったようだ。

撫でて欲しいと寄ってくる。

頭を撫でてやると

「「くうーん、はっは(主のなでなで気持ちいい)」」

と主に従う犬のような感じになる。

あれ?こいつらの言ってることがわかるぞ

(可愛い)

森がざわつく。

【どうやらこのエンシェントの森のボスのようです。倒すと自動で街に移動する仕組みになっております】

そうなのか。

ルード、ウィズ、構えよ!

「「うおん!(おまかせあれ!)」」

俺はどうやらこいつらの声が翻訳できるようになったようだ。

『システム:清き湖の水を飲み他の者の言葉を理解できるようになりました』

なるほどそういう訳か。

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