異世界で気づけば世界最強になっていた（全年齢版）

第25話

まさかのドロップ率1%のアイテムである。

『ランタータートルの卵』をドロップ出来るとは

元々それをドロップする依頼だったのだから良かったと言えば良かった。

これで、依頼達成なのだから胸を張って『冒険者の店』へ帰ることが出来るというものだ。

ピコン

『強運の持ち主』を取得しました。←そうなの？

『諦めない心』を取得しました。←いいスキルだね（称号？）

『諦めない心』は、どんなに不利な状況でも諦めなければ打開策が見つかるだろう的な意味だと思う。

冒険者の店へ戻り

クエスト完了報告をしに行く。

｢依頼完了したよ」

ことん

『ランタータートルの卵』を受付カウンターに置く。

｢え！？完了したんですか！？」

｢はい。諦めないでやったら完了出来ました」

｢す、すごい！！」

｢流石はアキト様ですよね」

そんなにすごくないと思う。

ピコン

『謙遜勇者』を取得しました。←勇者ではないけどね。

『謙遜する男』を取得しました。←そういうのもあるんだね。

『謙遜する男』は、褒められると否定してしまう。

「いやいや、僕はただ普通に倒しただけです」

「いえ、それでも凄いです」

「ありがとうございます」

「報酬は、金貨五枚と銀貨二枚になります」

僕は報酬を受け取り

冒険者の店から出る。

｢これからどうするのですか？アキト様」

｢宿屋に戻って温泉にでも入ろっか」

｢そうですね」

二人は宿屋へと戻り、風呂に入る。

（ふぅー気持ちいなぁ）

アキトはゆったりと寛ぐ。

（そういえば、レベル上がったな）

ステータスを確認する。

名前：アキト

種族：人族（神にも匹敵）←は？

年齢：28歳（見た目18にしか見えない）←は？

レベル：25

HP：56000/56300

MP：5080/5080

STR：4780

DEX：4520

VIT：4060

AGI：4410

INT：3770

MND：3590

スキル

『鑑定 Lv.MAX』『超絶成長』『全属性耐性Lv.1』『超絶回復』『状態異常無効』『魔力操作』『魔法付与』『アイテムボックス』『テレポート』

加護 『女神の祝福』

戦闘スキル『多すぎて表示できません』

魔術スキル『多すぎて表示できません』

まあ、そうよな……。

職業

『勇者』←え！？僕勇者だったん？

称号

『異世界からの来訪者』『超絶幸運』

なんか、とんでもないスキルがついてる。

『超絶幸運』ってなんやねん！！

『超絶幸運』とは、

『自分にとって都合のいいことが必ず起こる』←おいおいなんてご都合主義スキル

というスキルらしい このスキルのせいで『超絶イケメン』のスキルが発動していたのか？ いや、それはないか。

このスキルがなくても超絶イケメンになるし。

『超絶イケメン』のスキルが常時発動しているわけではないようだからな。

『勇者』のことも調べてみよう。

『勇者』とは、この世界を救うと言われている伝説の存在である。

この世界に危機が訪れる時、勇者として召喚される。

『勇者』には、特別なスキルが与えられる。

『全武器適性』

『全防具適性』

『全攻撃スキル』

『全補助スキル』

『全特殊スキル』

そして、一番気になっていたが…………

『全能力値無限大』

（……）

これまたとんでもないスキルだ。

しかし、何故こんなことになったんだろう？ 考えていても仕方がない。

今はまだ、その時じゃないということだろう。

いずれわかるさ。

宿屋に戻り

部屋に行き温泉へ行く準備をグラウディウスとする。

着替えとバスタオルを持って一緒に温泉へ向かう。

｢さあ、温泉へ行こう」

服を脱ぐ

｢ぐお！？」

｢？？」

前にも似たようなことが

｢アキト様の裸！」

｢お前も裸になるの！」

｢あ、温泉ですものね……そうでした」

服を脱ぐグラウディウス。

こいつかなり筋肉ついてていいな。

「アキト様、私の体を見て何を考えているのです？」

「え？ああ、いい体をしてるなって」

「ありがとうございます」

二人で脱衣所から浴場へ入る。

（やっぱり広いな）

「はー」

「ふう」

「「極楽～♪」」

温泉からあがり

バスタオルで身体を拭いて

着替えを行う。

そして、また部屋に戻って

夕飯を食べに食堂へ。

（お味噌のいい匂い）

配膳された食事を見て

（え？）

四角い揚げ物（人参とかと一緒に煮てある）を見て。

（まさかこれ！？揚げ出し豆腐！？）

箸でつまんで口へと運ぶ。

（うーん、これは紛うことなき揚げ出し豆腐だぁ）

ピコン

『大豆大好き』を取得しました。←よくわからん

『お豆腐は正義』を取得しました。←これもよくわからん

『揚げ出し豆腐最高』を取得しました。←うん美味しいよね

『豆乳は何処だ』を取得しました。←知らんw

『枝豆は？』を取得しました。←さらに知らんw

『お豆腐博士』を取得しました。←なんなのそれ！？

『お豆腐マイスター』を取得しました。←だから何！？

『豆腐小僧』を取得しました。←もう意味がわからないよ

『大豆の申し子』を取得しました。←意味不明すぎるわ！

『大豆を愛している』を取得しました。←そんな称号はいらない

『大豆の神』を取得しました。←神じゃねーよ！

『大豆の神様』を取得しました。←は？

『大豆の守護者』を取得しました。←はいはい。

『大豆の伝道師』を取得しました。←なんだそりゃ！？

（もうええわ！！）

｢美味しいかい？」

女将さんが言う。

｢はい！特に揚げ出し豆腐最高です」

｢『揚げ出し豆腐』を知ってたのかい？あんた博識だね。料理上手なのかい？」

博識って程では無いし……料理はそこそこかな。

｢けど喜んでもらえて嬉しいね。作り甲斐があるよ

今後メニューに加える予定だから宜しくね」