第24話

「はい、是非とも行きたいです!」

「よし、じゃあいこうか」

「はい!」

二人で並んで歩いていく。

すると

「アキト様」

グラウディウスが声をかけてくる。

「ん?どうしたの?」

「あの、手を繋いでもいいですか」

「ああ、もちろん良いよ」

手を繋ぐとグラウディウスは顔を赤く染めた。

「ありがとうございます」

「ううん、じゃあいこっか」

「はい、お願いします」

二人仲良く街へ消えていった。

夕飯は『魚料理』だった。

「おいひぃれふぅ」

「ああ、そうだね美味しいよ」

(それにしても、グラウディウスは本当によく食べる)

グラウディウスがお腹いっぱいになるまで食べたあと、宿に戻った。

「じゃあ、おやすみグラウディウス……ちょ、グラウディウス!?」

グラウディウスが僕を抱き枕にしてぎゅっとする。

「はい、おやすみなしゃい」

「ああ、お休み……」

(グラウディウスが急に積極的になってびっくりだ)

アキトはグラウディウスの変化に疑問を抱きつつも眠りについた。

次の日の朝、アキトとグラウディウスは一緒に朝ご飯を食べている。

「アキト様、今日はどのようにするのです?」

「午前の予定は前日と同じで広場での基礎鍛錬とスキル強化訓練を予定しているよ」

「毎日行っているのですか!?たまには冒険者の店の依頼だけをこなすとかだけは」

「『冒険者たるもの毎日の自己鍛錬怠るべからず』だよ?

君は元魔王軍魔将軍で七魔将なんだから自己鍛錬は毎日のようにしていたんじゃない?」

「たしかに魔王軍の士気を高めるために部下たちとの訓練は怠ってはいませんでした」

「それと同じことだよ」

「分かりました。午後からは?」

「冒険者の店でクエスト受注」

「わかりました!俺もついていきます」

「ん?別にいいけどどうして?」

「いえ、特に理由はありません」

「そっか、じゃあ午前中はいつも通りやろうか」

「はい!」

『剣格士』スキルセット。

今回は、剣術を重点的に訓練だ。

『斬る』

『圧殺剣』

『スラッシュ』

『チャージスラッシュ』

『ジャンプ斬り』

『裂空剣』を訓練した。

使用『スキル』のレベルがあがりました。

『孤高の剣士』を取得しました。

『超絶イケメン』を取得しました。←なんて?

『斬り伏せごめん』を取得しました。

『聖騎士』を取得しました。

『グラウディウス大好き』を取得しました。←は?

『剣神化』を習得しました。

『聖魔導師』を取得。

『爆炎魔法:エクスプロージョン』を入手。

『雷鳴魔法:サンダーボルト』を入手。

『氷結魔法:フリーズ』を入手。

『暗黒魔法:ダークネスボール』を入手。

『精霊術師』をレベル2にアップ。

『魔力操作』をレベル3にアップ。

『詠唱短縮』をレベル1にアップ。

『鑑定眼』がレベルアップ。

『威圧』をレベル5にアップ。

『看破』がレベルアップ。

『隠密』をレベル5にアップ。

『偽装』をレベル5にアップ。

『精神耐性』をレベル5にアップ。

『物理攻撃軽減』をレベル5にアップ。

『状態異常無効』を取得しました。←無効きた!

(今回もわからんやつから凄いやつまでいろいろスキルゲット!)

昼食をグラウディウスと一緒に摂り

冒険者の店へ向かう。

「いらっしゃいませ!依頼は掲示板から持ってきてくださいね」

奥の依頼掲示板を確認する。

(うーん今回は…………なんだこれ?)

『ランタータートルの卵納品お願いします』

というものだった。

『ランタータートルは、亀型の魔物です。甲羅は硬いですが、動きが遅いので簡単に倒せます』

と書いてある。

(まあ、やってみるか)

受付に持っていく。

「あの、この依頼を受けたいんですが」

「え?この依頼ですか!?」

(なにかまずいのかな?)

「どうしました?受けれらないやつですか?」

「いえ、そうではなくてですね。その依頼は最近冒険者が誰も受けたがらずに依頼達成されないので報酬が下がってしまっているんですよ」

「なるほど、そういうことだったのか」

「そうなると、報酬が金貨五枚になってしまうのですがよろしいでしょうか?」

「かなりいい報酬ではありませんか!是非とも受けます」

「わかりました。では、受理しますね……」

こうして、アキト達は依頼を受けることにしたのだ。

『ランタータートル』の生息地は『西の森』らしい。

早速、向かう。

「ここが『西の森』か、あまり深くないといいんだけど」

「大丈夫ですよアキト様、いざとなれば俺が助けに入ります」

「うん、ありがとう。頼りにしてるよ」

「はい!」

森の奥へと進んでいく。

「アキト様、あれじゃないですか?」

「おお、確かに大きいね」

「さっさと終わらせてしまいましょう」

「そうだね」

二人で近づきながら『気配遮断』を使う。

『隠密』も使い見つからないように近づいていく。

「よし、ここからならいけるね」

『ライトニング』

バリバリッ ピキッピキッ パリーン!

『ランタータートル』が倒れる。

『ランタータートル』の甲羅をドロップした。

(卵はドロップしないなぁ)

アイテム図鑑使って卵のドロップ率見てみよう。

『ランタータートルの卵』のドロップ率は1%だ。←こりゃやりたがらない訳だわ

『超絶イケメン』が発動。←???

アキトは『超絶イケメン』になった。←何回いうねん

「お疲れ様でしたアキト様」

「ああ、グラウディウスもお疲れ様」

「じゃあ『ランタータートル』の『卵』ドロップするまで倒すか!」

「わかりました!」

「『超絶イケメン』の力を解放だ」

「は?」

「超絶イケメンの力が今解き放たれる!!」

「…….はい?」

「ふぅ、やっと『超絶イケメン』の効果が切れた」

『超絶イケメン』の『効果』は『一定時間自分に好意を持っている異性を惚れさせる』というものなのだ。

「いやーなんか『超絶イケメン』の『効果』が切れた途端に『ランタータートル』が逃げちゃったよ」

「アキト様、今のはいったい……」

「いや僕にもわからんこのスキルは」

そのあとも『ランタータートル』を倒してはやれ『甲羅』、やれ『亀肉』、やれ『スッポンエキス』←???をドロップするがなかなか本命である『ランタータートルの卵』をドロップしない状態が続く。

(何かいい方法はないか?)

ドロップ率を飛躍的にあげるアイテムとか

(合成……!そうだ)

えーと、錬成でアイテムクリエイトとかするとか……

うーん

ピコン

『アイテムクリエイション』を閃きました。

『アイテムクリエイションとは、素材を使って新しいものを作り出すスキル』

なるほど。

『アイテムクリエイション』を発動!

『木の棒』×『砂』=『木刀』

『木の盾』×2+『砂』=『砂の盾』

『石』×『水』=『アクアボール』

『土』×『鉄』=『アイアンインゴット』

うーんなんか違う

『ランタータートル』を再度倒す決断にした。

「グラウディウス、『ランタータートル』を倒そう」

「はい!」

「今度は二人で戦おう」

「え?」

「いや、一人だとどうしても攻撃手段が限られてくるから」

「わかりました」

「まずは僕が一人で戦うから見ていてくれ」

「はい」

「よし、いくぞ」

『斬る』『圧殺剣』『スラッシュ』

『チャージスラッシュ』

『ジャンプ斬り』

『裂空剣』で『ランタータートル』を攻撃。

(やっぱり、攻撃パターンが少ないな)

「グラウディウス、攻撃は任せた」

「はい!いきますよ!」

『サンダーボルト』

『フリーズ』

『ダークネスボール』

何回か

戦闘してたら

『ランタータートルの卵』をドロップしました。

お?おお?

ゲットした!

冒険者の店へと戻る。


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