義母様、きっと作っている過程はご覧になっていないのでしょう。
嫁様が、日頃のストレスをキャベツにぶつけていることにも気づかれてませんね(笑)。
「肉を食べろ〜、食べるんだ〜、母〜!」
と唱えながらキャベツを削り、肉だねを捏ね。
切り分けて、美しく皿に盛ったら、気がおさまったのでしょう(笑)。
ご機嫌に食べてくださって良かったです。
ロール白菜も、ローラない白菜で?(コラコラ)
ちなみに、うちの夫は、
「食べ慣れない」
という嘘みたいな理由で、ロールキャベツを食べません。(-_-)
作者からの返信
緋雪様
コメントをありがとうございます!
ふふふ!
見ていましたね。
無心な作業は心を落ち着かせます。
(仏像のような目つきで)
見馴れない料理に警戒するのは義母も同じです。
今回も実は、夫が手をつけるまでじっと観察して、夫が食べてから口にしました。
一度夫様と義母の対談をセッティングしたいです。
ものすごく盛り上がる気がします!
ローラないキャベツ・・初めて知りました(笑)。
〈お義母さん〉★★★
やったね!👏
〔小説 カクヨム源氏物語3〕
つむぎ様がボクを呼ばれた。つむぎ様は、関白・藤原道長様のご息女なのだ。
ボクはつむぎ様の前に平伏した。つむぎ様の声がした。
「アホバカか。今宵のワラワの夕食は何じゃ?」
ボクはつむぎ様に申し上げた。
「はい。つむぎ様。ローラないキャベツでございます」
「何? ローラないキャベツじゃと? もう食べ飽きたわ。・・・そうじゃ、食事のときに何か面白い趣向はないか? それなら、ローラないキャベツも食べられようというもの」
ボクは少し考えて申し上げた。
「では、八月(やつき)を呼んでは如何でしょうか?」
つむぎ様が首を傾げた。
「八月(やつき)? 誰じゃ、それは?」
「今、京の都で評判の女芸人でございます。何でも、舌を折るのが得意とか・・」
「何? 舌を折るじゃと? そのようなことが人間にできるのか?」
「はい。八月(やつき)のその芸は、今、都で大評判でございます。では、つむぎ様のご夕食時に、八月(やつき)を連れてまいりましょう」
夕食時・・ボクは、つむぎ様の前に八月(やつき)を連れて行った。
「つむぎ様。この者が八月(やつき)でございます」
つむぎ様が、ローラないキャベツを召し上がりながら言われた。
「おう、この者が八月(やつき)か! 待っていたぞよ。さっそく、ワラワに舌を折る芸を見せてたもれ」
八月(やつき)が、つむぎ様の前で、舌をベロンと出した。
つむぎ様が首を傾げた。
「はて? アホバカよ。八月(やつき)の舌は折れておらぬが・・」
「いえ、つむぎ様。ローラないキャベツのときは、八月(やつき)の舌を折る芸は行わないのでございます」
つむぎ様がローラないキャベツをお口に入れながら、お上品に言われた。
「こりゃ、びっくらこいた。屁をこいた。ローラないキャベツのときは、どうして、八月(やつき)の舌を折る芸は行わないのじゃ?」
ボクは、つむぎ様に申し上げた。
「はい・・
ローラないキャベツ・・
ろ(おらない)きやべつ・・
入れ替えて・・
やつき べろ(おらない)・・
八月(やつき)、ベロ折らない。。」
つむぎ様は「ぎゃび~ん!」と言って、ひっくり返ってしまわれた。
〔小説 カクヨム源氏物語3 おしまい〕
作者からの返信
永嶋良一様
コメントをありがとうございます!
「源氏物語」も、もう3ですね。
このネタはどこから湧いてくるのでしょう!
ローラないキャベツを煮込んだ鍋のように、ゆらゆらふつふつと湧き出してくるのでしょうか。
ちょっと永嶋様のおつむを覗いてみたいと、ひっくり返った「つむぎ姫」は思うのでした。
いつもにやにやしつつコメントを読ませてもらっています。
お邪魔します。
今のキャベツ、火を通すと柔らかく甘くなって美味しいですよね。ローラない方が今のキャベツを楽しめそうです。
私はこの間の白菜と豚肉の煮物のように、コンソメで煮込んだ仕上げにお醤油ちょこっと垂らしたりします(๑>◡<๑)
作者からの返信
葉月りり様
コメントをありがとうございます!
ローラないキャベツ、ロールキャベツより簡単で、見た目豪華でした。
ちょっと煮る時間がかかりましたけど。
葉月様はキャベツと豚肉の重ね煮を作られたのですね!
最後のお醤油がいい仕事をしそうですね!