第25話 寄り道をしてもフラグは〇っぱい。
・・・現在ボク達は、フラグを折る事に失敗して13人の男達を地面へと
えっと、盗賊・強盗・野盗・山賊等々呼び方は色々あるが今回は奴隷狩りの人攫い+ご同輩狙いの強盗らしい。
偉そうな態度の男を全員が見ている前で表現するのも
え、何をしたかって? 襲いかかってくる寸前で指向性の筋弛緩魔法(オリジナル術式)を使用した後に最も元気で反抗的な被検体に前世に身に付けた魔法術式を参考に、オリジナルで組み上げた『生体整形魔法術式』と命名した怪しいスキルを以前習得したので元気で反抗的な彼でお披露目をした。
公開お披露目の結果、12人全てがまともに動けないのにナニかを守るように内股になっていた。
被験者の彼? 抜き取ったブツを目の前でベリーウェルダンにしてあげたら、放心して静かになっているよ、これからは新たな性別として頑張って欲しい。
リーダー格さんからの話をまとめると、イスラートで暗躍していた人攫いのご同輩を待ち伏せして襲って商品を横取りする計画だったそうだったが、ボク達がここを通るのを発見して小遣い稼ぎに襲ったらしい。(わざと発見させた)
要するに人攫い同士の抗争だ、こいつらは南の隣国、もう死んでいる彼らは北の隣国と繋がり有り奴隷売買をしていた。
奴隷売買と聞き嫌な予感がした、出来ればこのまま此奴らを始末して先に進みたいが、ボク達を小銭稼ぎに襲ってきたのだから、此奴らの稼ぎをボク達が小遣いにしても良いよねとも思う。
ただ金品の類いだと問題ないのだが、此奴らの商品が居た場合は話しがややこしくなる。
今でこそ面倒だ関わりたくないとか言っているけれども、転生経験が浅かった頃は、日本人特有の常識で手を差し伸べていたけれど、これも良い話しばかりでは無かった。
兎に角人間関係と金品関係で揉める、人里まで送るのも気を使う、下手な村や集落に預けると奴隷のような扱いを受けることもある、生きているだけマシだろうと住民に鼻で笑われたこともあった。
関わってしまうとその後も気になる、かつてはそういった人達を受け入れる場所を用意したこともあったが、ボクがその世界で寿命を迎えて亡くなってから10年程で内部分裂して崩壊してしまった。
何度も苦悩して、繰り返して、また後悔する、関わらなければ良いとも思うが、猫女神様の僕はトラブルに愛されているのでイベントに事欠かない。
最終的にはイヤイヤ言いながらも関わってしまう、まあ予感が的中しても出来るだけ大きな街に連れて行き、生活費を幾らか渡して解放すれば後腐れは無いだろう。
覚悟を決めるためにダラダラと言い訳を考えながら人攫いの隠れ家へ地進む、あの後残りの連中も『生体整形魔法術式』でブツを引き抜いてブツをベリーウェルダンしてから、引き抜いた箇所を連中が大好きな穴に整形してあげた。
どれも『名器』と呼ばれる形状に仕上げておいたので涙を流して喜んだいた。
まあそのまま生かしておくとまた同じ事を繰り返すだろうから術式の暗示を掛けてある。
〈悪党の男を欲望のままに襲え! それ以外の人間には害を与えるな!〉と深層心理に術式を焼き付け解放した、もちろん記憶操作もバッチリしてある、ボク達のことは一切覚えてはいない。
・・・日も傾き始めた頃に人攫いの隠れ家に到着した、斜面を土魔法で穴を掘り、内部を魔法や木材で強化補強して隠れ家として利用している、魔法有りのこの世界では野外で活動する犯罪者の常套手段らしい。
冒険者のクエストでもこういった連中の討伐や捕縛があるが、不法に建築した建物や洞窟は放置すると、碌な事にならないため、出来るだけ破壊か埋め立てるようにと説明された、無理なときは冒険者ギルドに報告をして、後日に適任者を派遣して処理をする。
オーソドックスな洞窟型アジト。
(魔導眼起動)
・・・・・・内部構造把握開始・・・解析率55%・・・生命反応・・・8・・・解析率75%・・・内4名が一つ・・・2名が各二つ・・・一つが見張り・・・解析率90%・・・一つがお楽しみ中?・・・解析率100%・・・洞窟内マップ作成・・・マップ完成。
先ずは入り口の見張り2名を無力化する、『生体整形魔法術式』の一つ筋弛緩魔法を用いて無力化する、但し今回は四肢のみの作用では無く、全身に作用させて声も出せないようにする。
「はぁヒマだな・・・なぁあの姉ちゃん達で良いこと出来ねえかなぁ、ボスも1人だけでお楽しみだしよぉ」
見張りの1人が愚痴をこぼすともう1人の見張りが気怠そうに返事をする。
「アレに手を出したらボスに殺されるぞ、まあもしかしたら襲撃部隊が多めに商品を持ち帰れば、お零れがあるかもしれんな」
一応釘を刺しておき適当な返答をする。
「・・・しばらく
ただボスのy~?」
ドサリと崩れるように倒れる相方に、「どうした」と声を掛けようとしたが、自身の身体も自由が利かなくなりそのまま倒れる。
?、何が起きたのかが分からない、四肢に力が入らない、声も出ないむしろ息苦しい程だ、そして思考も鈍り始めて来る。
「ふむ、やはりこうなったか、うんうん予想通りの結果だ・・・あ~これがあることを失念してた、漏れちゃったか無力化するには良いが四肢までだな、それ以上は汚れるし効果が切れる前に心臓が弱って停止するな・・・・・・・・・」
見えない位置から聞こえる話し声に侵入者だと理解出来るが声も出せず、頭も回らず、声も次第に聞き取れなくなり、そして意識も途絶えていく。
「・・・心肺停止を確認・・・この世界で初めての殺人だな、これで処女卒業だね、どの人生でも初めては気が重いから、
始末した見張りは武器と金品を回収し、臭かったので魔法で土に埋めた、洞窟の構造は簡素な作りなので4人が収容されている場所は後回しにして、盗難品の倉庫と残りのボス?を先に片付けることにする。
経験上捕まっている人間を優先すると色々と後手に回ることがあるので、敵の無力化と金品の回収を先に済ましておく用に心がけている。
たまにいるのよ、先の自分を助けろと騒いで、相手に感づかれて面倒になることがね、物語だと最初に死ぬか、惨たらしく死ぬモブキャラ扱いなんだろうけど、現実はそんな奴ほどしぶとい、それどころか引っかき回すだけ引っかき回して、他者を巻き込んで死ぬ。
まあ今は予兆があったら魔法で拘束して黙らせるけれど。
まずは残りのボスの無力化かな、シャイニスには洞窟入り口の警戒と見張りを頼んである、事前情報では人数は合っているし増えることは無いとは思うけれど、最悪の想定はしておこう。
スキル・ゲリラ戦術を使用し気配遮断に光学迷彩と音遮断を重ねて使用し、ボスの部屋へと忍びよる・・・魔導眼で熱感知を用いて室内を扉越しに聞き耳と並行して調べると。
パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!
肉とリズミカルに叩き付ける音と、荒い男の息づかいに必死に耐えるようなうめき声、熱感知には興奮しているのが分かるほどの熱反応を確認出来る、激しく後ろから突き立て、後ろから腕をクロスさせ胸を鷲掴みに抱きしめている、次第に腰の動きが激しくなるのを確認したので、果てると同時に超強力な睡眠魔法を叩き込み意識を確実に奪う。
チャンスを伺い様子を見る、そしてようやくボスの動きが止まり痙攣するような動きを始める。
ボクは透かさず無詠唱で魔法を発動! ボスには4~5日は目覚めない威力で魔法を掛け、お相手には軽めに魔法を掛けた。
・・・ヨシ! 1分経っても動きが無い、ボクは扉の施錠を確認し、施錠されていなかったので扉に消音魔法を掛けた後ゆっくりと扉を開ける。
薄明かりの中、室内に入るとムワッと鼻に付く独特の臭い・・・若干うんこ臭い。
・・・繋がったままの状態で相手に抱きしめ覆い被さっている筋肉モリモリのパンチパーマがここのボスだろう。
この状態だと相手の女性が潰れてしまうのでベッドに埋もれている状態からせめて解放してあげようと2人を密着状態で引っ繰り返した。
この
・・・ぽん! そっちの人か! ボクは納得したので掘られている男性を解放しようとしたが、ボスは雄っぱいを放そうとしないので、指を一本ずつ折り曲げながら外していった、各3本折ったら雄っぱいから手は離れ、肘を砕いたら腕のホールドは外れた、絡みついていた脚も関節を逆にしほどき、肛門に深く突き刺さった最後のヤリを引き抜き、ようやく双方を引き剥がした。
細マッチョの相手は・・・初めてだったのだろう血まみれだった。
雄っぱいは力一杯に鷲掴みにされ内出血するほどの後になっている事に加え、お尻は血まみれきちんと治療しないと痔になるな。
・・・あっ、やばっ! 直腸破れてる!
ボクは急ぎ死なない程度に治療した。
承諾無しの完全な治療は後々トラブルになることが多いので後はベッドに寝かせてから、ボクは悠々と家捜しを始めた。
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