ぷちキャラクター紹介とぷち解説!

こちらは今作品に登場した要素のぷち解説になります!

クトゥルフ神話の中でもマイナーな神話生物を取り上げているので“なにこれわからん!”

って部分があるかと思いますので、ちょっと解説を入れようと思った次第です。

解説で、さらにわからなくなる可能性もあります!(え


まぁ読み飛ばしてもらって大丈夫です!


あとあと、いまは神話生物辞典なんかやTRPGのルールブックなんかに神話生物の設定なんかが細かく書いてあったりするんですが、私的解釈としてはあくまでクトゥルフ神話というのはシェアワールドであり設定の改変やオリジナル要素を入れても大丈夫なものだと考えております。

なので、この神話生物はこうじゃなきゃおかしいとかこいつは旧支配者のはずでこんなに強くない……とかは今作品には該当いたしません!



いいですか?ズシャコン様は最強の邪神なのです。

アザトースだって目じゃありません。

はい、復唱!


〖キャラクター紹介〗


・暮井隆臣

今作品の主人公。

美大生でかなり才能があるよ。天才。

やたら精神力が高いのか特異体質なのか、邪神の精神影響をあまり受けない。

サイ曰く『闇に適正がある』

主人公補正ともいう。()

最期はかなりアレな絵を完成させて消息不明になるよ。


・久遠寺崔(サイ)

やばい邪神様。破壊神。創造神の裏の顔みたいなやつ。

濡れたような黒髪の和装美人。少なくとも隆臣にはそう見えている。

モデルはクトゥルフ神話のズシャコン様。

普段は自分の神殿に引きこもっていて力のある音で喚ばれないと出てこないが、たまに顔を出す、日蝕とかに。

本人はそのつもりはないけれど、関わる相手は人間だろうが他の邪神だろうがとにかく闇に染められて自ら目を潰してしまうし、精神的、肉体的に滅ぶので基本ぼっち。さみしがり。

なので隆臣と出会えて内心は狂喜乱舞している。

妙に人間文化かぶれなのは暇潰しともしもの時に話を合わせる為の勉強をがんばっているから。

趣味に変な偏りがある。

梅昆布茶が好き。


・多頭の怪物

頭をかっぱらうやばい奴。

モデルはクトゥルフ神話のヒュドラ(別名、千の顔を持つ月、ダゴンの相方じゃないやつ)

ある実験を行った相手を狙って宇宙の彼方から頭を奪いにやってくる……が、マッドドクターで魔術師でもある辺里医師の結界に囚われた。

暫くは辺里医師に“餌付け”されていたが、辺里医師亡き後は結界から出られず、仕方ないので肝試しにやってきた愚か者から頭を奪ったり頭を持ってこさせることにした。

頭が好物。


・辺里医師

名前だけ登場。

マッドドクターで魔術師。

浮浪者や人身売買で手に入れた人間をある実験に使っていた……患者もちょっと。

目的は原初の混沌にアクセスするためだったが、うっかり原初の混沌を直視してしまったので、あっさり死んだ。


・謎の女

辺里医師にある実験の方法を教えたり、悪心影の名前で隆臣にメッセージを送ったりした。

いったい何ラトホテプなんだ。

何か企みがある。


・復活した家族達

正体は混沌の泥濘によるスワンプマン。

元になった人物の記憶や人格を保持している。

見る人が見れば人間じゃないとわかる。


・朝戸睦月

隆臣のアシスタントをしていた女性。

隆臣に恋してる。

うっかり色々発見してしまう。


〖クトゥルフ神話要素解説?〗


・ズシャコン

ズ=チェ=クォンとも。

ヘンリー・カットナー著『恐怖の鐘』に登場した神話生物。

一言で言ってしまうと“闇”そのものの邪神。

姿形などはハッキリわからない……というより出現すると視力を失うので見ることがかなわない。

『恐怖の鐘』作中においては、普段は地中深くで眠っているとされる。

ある邪悪な一族がこれを呼び出す術を持っており、それは彼らによって作られた呪われた3つの鐘を鳴らすことである。

召喚が始まると気温は下がり大地は揺れ、そして誰も彼もが視力を失う。

また自ら、あるいは他者の目を潰そうと行動するようになってしまう。

日蝕のさいに現れるともされる。


要約するとこんな感じの邪神様です!

クトゥルフ神話きってのやばい邪神様で、召喚に成功したら……どころか召喚を始めた時点でえげつない影響がでます。

多分完全に召喚されたら生命の一切が死に絶え、沈黙が訪れるんじゃないでしょうか……“最後の破滅、”“暗き沈黙のもの”と呼ばれる所以はこれでしょう。


この邪神様を諸々自己解釈を混ぜつつ出来上がったのが“久遠寺崔”です。

ちなみに名前は単純にズ=チェ=クォンを漢字にあててアナグラムしただけです!


・ヒュドラ

同じくヘンリー・カットナー著

『ヒュドラ』に登場した神話生物です。

“魂の射出”という実験を行ったものをターゲットにして顕れ、頭を持ち去ります。

あとには首なし死体と奇妙な灰色の粘液が残るばかり……。

本体は無数の頭の突き出した灰色の海……のように描写されていますが、想像がなかなかつかないですよね?

私はもやしの束みたいなのを思い浮かべました(笑)

作中ではギリシャ神話のヒュドラなど頭の多い怪物のモデルはこの存在なのだとか。


持ち去られた頭はすぐには死なず、知識などをヒュドラの養分にされます。


『久遠の鐘』を執筆するにあたり、実際に『恐怖の鐘』、『ヒュドラ』を読みましたが、ヒュドラは描写がかなり少ないんですよね!


・家族の復活について

かなり脈絡なく家族が生き返りましたが、実は『ヒュドラ』作中ではヒュドラに首を奪われた友人をある存在の力を使って体を元に戻そう!という試みがされるのです。

クトゥルフ神話では不死の力を授けてくれたり、時間を戻したり……そんな存在がわりといますのです。


『久遠の鐘』作中ではサイがなんやかんややったと思ってくだしゃい!



とりあえずはこんなところでしょうか!?

興味があれば名前で情報はでてきます……あ、ヒュドラはギリシャ神話のほうがたくさんでます(笑)


コメントなんかで何か聞きたいことがあれば聞いてください!

感想なんかもいただけると嬉しいです!

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