序章

 ときはぶんけい三年、十七代将軍とくやまよしふさの代。

 前代から始まった幕府による絵画の厳重な規制により、世の中には新たなとうばく派が生まれていた。規制に反発する一部の元絵師たちが集結し、倒幕を目指す組織『うらがれ』を結成。

 彼らは、おもえがいた絵を具現化する能力である〝じゆつ〟によって度々らんとうを起こし、町はすさんでいった。

 幕府は、倒幕派にたいこうする警察組織として、同じく元絵師たちを集めた『たい』を発足した。画術を身に付けた彼らは〝〟と呼ばれ、戦いにり出される。

 かくして、世の中は四季隊と倒幕派による画術戦がぼつぱつするようになった。

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