第4話『ありのままに』
子どもは、毎日かなりの頭痛で目が覚める。
調子に合わせての登校なので、調子の悪いときは学校に行けないのも仕方ない。
クラスの友達、先生と教室で授業を受けること、普通に意識せずできていたことができない。
勉強なにより友達と遊び、楽しく過ごすことができない。
子どもなのに頭痛とのお付き合い。
色々考えいていると、胸が痛くなって苦しくなる。
でも、学校に行けない1日が長い人生の中でそんなに重要?
今日の1日だって、 1日1日思い出すこともきっとないかもしれない。
私は、ただ、子どもが、しんどくて家で過ごした日々が暗い重い思い出とならないようにはしたい。
そのためには、しんどくて学校の授業など、できないことはできないと、ありのままを認める。
でも、出来ることはできる範囲(無理をしない)で頑張ってやる。
しんどくて学校生活ができなくても、前を向いて、他の人が経験していないこと、
頑張っている自分、頑張っていた自分を思い出せたらいいなぁと思いつつ 。
一緒にできるだけ学校に行く。
少しでも算数プリントなどできることを頑張ってやるよう促す。
自分と違う、他とかなり違う時を過ごしたこの子がどんな人になるのだろうか?
心配もあるが、興味もある。期待もしている。
子ども達の人生。
どう生きるか?
子ども自身が決めて歩んで行く。
どんなことがあってもしなやかに乗り過ごしていけるように。
今は、しっかり、自分自身を大切に思える心が育つような土台作りの時期。
まだまだ、この子達がどんな花を咲かせるか分からない。
だから、今は、しっかりと良い土作りをしよう。
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