第34話 ミスティ
「まだつかねえのかよ?」
「お前は気が早いなぁ、歩き疲れてるのか?」
「そんなわけないだろ?これくらいへっちゃらだ!」
「なら無駄口叩いてないでモンスターでも仕留めろよ」
「俺は大物しか狙わねえんだよ」
「さいですか」
カイゼルが鬱陶しいなぁ、このまま置いてくぞ!このやろう!
もう56階層に到達している。半分切ったがまだ元気なんだもんな。
前は前でガンガンやり合っている。
リザードマンとオークの混合だ。マジ思うけどこんなに人いらなかったな。
そろそろ前衛交代するか?
そっちの方がいいだろうな。
「前衛下がってくれ!後衛前に出ていまから前衛で頑張るぞ!」
「おお!ようやく俺の出番か!」
「ぬおりゃあー!どっせい!」
リザードマンが吹き飛んで消えて行く。
まぁ、カイゼルは前だな!働いてもらおう!
サスケやハンゾウもイキイキしているな。
その代わり後ろに行った前衛はやることがないようだなぁ。だよなぁ、こんなダンジョンに二十人近くいるんだもんな。
しょうがないなぁ。
「二手に分かれるぞ!ボス部屋見つけたら集合な!」
「「「「「「「おう」」」」」」」
キレッキレで動いて行くみんなは勝手気ままに動いているように見える。
二手に分かれるぞって言ったのにな。
60層に入るとフィールド型と言えばいいのか?空が見えるがこれも幻惑だろ。
みんな思い思いに戦っている。
まぁ、エルが広域魔法をしないだけマシだな。
倒し尽くしてみんなが休んでる中、やっぱりガチャを回す。どーせ今日はここで泊まるつもりだからな。
銅4、銀3、金2、虹が2。
・青銅の剣
・鋼鉄の鎌
・手裏剣×50
・鋼鉄の剣+
まぁ、手裏剣はハンゾウ達に渡せばいいか。
・湧き水の皮袋
・マジックテント
・マジックバック
マジックテントはいいね、三つあったらみんな広々とねれるし。湧き水の皮袋もありがたい。一個しかなかったからな。
・スキル玉 心眼
・スキル玉 水泳
誰か泳げないやついたっけか?まぁ、聞かないとわかんないな。テリーとか重装備組にはよさそうなスキルだな。
・暗黒龍 ミスティディシャル
・聖剣 ドラゴヴィシャス
よし!
「みんな起きろ!ドラゴンだ!」
「は?」
「え、えぇー!」
「燃えて来たぁー!」
まさか天使と対にあたるドラゴンが出てくるとはな。まさかの展開でみんなビビってるがさぁ、遠慮なくぶちのめせ!
『ギャオォォオオオオオ!』
「エン・ペスト・フレイム」
「行くぞぉ!雷神剣」
「うぐぐっ!」
「ウオオオオォォォォ!」
おお。みんな頑張ってるな。
それにしてもドラゴンは反撃しないなぁ。
『ま、まて!我は知性あるドラゴンぞ』
「ドラゴンが喋った!」
「えっ!」
ドラゴンが人化してこっちに寄ってくる。
綺麗な女の人で服もピチッとしていてセクシーだ。
「我の名はミスティディシャル、ミスティと呼ぶが良い。だがいきなり攻撃とは感心せぬぞ?」
「え?えぇ?ミスティ?は暗黒龍だろ?俺らの仲間になるのか?」
「ダメなのか?呼び出しておいてそれは悲しいぞ」
「わ、分かった、悪かったなミスティ、歓迎するよ」
「良かった。我は争いを好まぬでな」
「戦えないのか?」
「やめておいた方がいいだろう、我が暴れると地形が変わってしまう」
おおーっと、エルよりきっついわ。
「お。俺はカイゼルって言うんだけど仲良くしてくれよ?」
「あぁ、カイゼルだな、しかと覚えた」
「やったぁ!女友達第一号だあ!」
カイゼルよ、それは暗黒龍だ。
「リュウでいいのか?お主は?」
「あれ?名乗ったっけ?まぁ、いいやよろしくな」
鑑定、
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ミスティディシャル ??歳
レベル150 暗黒龍
スキル ブレス ??? ???
ユニーク ????
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つ、つえぇな!
「む!女を鑑定するのはよした方がいいぞ」
「分かるのか?わかったよ、ミスティ」
「わかればよろしい、では私はあそこが賑やかそうだな」
もうサスケとハンゾウ、カササギは酒を飲んでいる。そこにミスティが入っていって、酒を飲んでいるな。
はぁ、これじゃ、どれがユニットなのかわからないな。
さて次の日は休日にしてこの空の下でゆっくりしている奴もいれば鍛錬してる奴もいる。
サスケ、ハンゾウ、カササギはミスティに訓練を受けてるな。カイゼルが後ろで見てるのがシュールだな。
テリーは干し肉を食いながら空を見てるし、メイアはモニカが干し肉を食べるのを止めている。
ガイアスとケビンはスズメのαやβ達に向かって行ってる。
コニーはエルと二人で空の散歩?抱き抱えられながらしているな。
ガンツに鍛え直してもらってるアニキとサーシャは鍛えてるのを見てるな。
んでシャインは俺の横にいる。
俺も横になって空を見る。
中々ないぞ?ダンジョンで空をみることなんて。
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