第8話 ダンジョン


「あー、疲れた」

「それ言うなよ、余計疲れる」

 俺たちはダイニングテーブルに腰掛けると思い思いの格好で疲れたアピールをしている。

「15階層はやばかったな!だからまだレベル上げしないとな」

「「うぃー」」

 15階層は大百足だった、斬っても生きてるし、最後は俺が火魔法で焼き尽くしてやっと蹴りがついた。

 食い物は買ってきたのでそれを食べながら喋る。

「でも16階層からレベル上げだろ?」

「そうなるな」

「10階層は弱くてつまんなかったもん」

「やっぱりか、でも、地道にレベル上げしたから15階層を突破出来たんだぞ!」

「ういー」

 サーシャも兄貴には勝てない。


 ようやく一人の時間になったので11連だけして寝ることにする。

 コインは40は貯まったかな。

 銅が4、銀が3、金が4だった。

 ・銀のカチューシャ++

 ・盗賊のバンダナ+

 ・鉄の折檻棒

 ・鋼鉄の胸当て

 なんだよ折檻棒って?おっかねーな。銀のカチューシャと盗賊のバンダナはサーシャと兄貴にだな。

 ・ミスリルの額当て+++

 ・ミスリルの短剣+

 ・ミスリルの剣++

 おっ!これは俺がもらおう!何を付与しようか迷うな。

 ・スキル 雷魔法

 ・スキル ブースト

 ・スキル玉 回復魔法

 ・スキル玉 氷魔法

 おっと、雷魔法にブーストか。これは良いかもな!あとはスキル玉だけど、サーシャと兄貴に選んでもらうか。


 次の日には銀のカチューシャにはガードと鑑定を付与した。

「えへへ、似合う?」

「似合う似合う」

 兄貴には盗賊のバンダナにブーストを付与、盗賊のバンダナには攻撃した時にドロップ品を取れる確率がついてる貴重な物だからそれにブーストをつけて見た。

「おぉ、兄貴はシーフだな!」

「まぁ、そう言うスキルばっかりだしな」

 回復魔法はサーシャで、氷魔法は兄貴が覚えた。

 後俺のは額当てにガード2個と火耐性、短剣には雷属性、剣には怪力と火属性を付与した。

 これでダンジョンの16階層からレベル上げを始める。


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 サクヤ  20歳

 レベル49

 スキル 索敵 跳躍 初級体術 旋風脚 気配察知 初級短剣術 気配希薄 初級氷魔法

 ユニーク 電光石火

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 サーシャ  16歳

 レベル39

 スキル 初級風魔法 解体 三連突き 千烈槍 初級槍術 回復魔法

 ユニーク なし

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 リュウ  18歳

 レベル52

 スキル ガード 鑑定 索敵 パリィ 怪力 付与 中級剣術 初級短剣術 初級槌術 罠探知 気配察知 一閃 疾風 影潜り 加工 料理 魔力循環 火魔法 風魔法 土魔法 水魔法 光魔法 闇魔法 雷魔法 生活魔法 回復魔法 錬金術

 ユニーク ガチャ 魔法の素養(全)

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 これでよし!


 16階層からレベル上げを再開する。モンスターはオークナイト、メイジ、タンクの三種だ。

 まずは兄貴が気配希薄で後ろのメイジを倒すと俺とサーシャ、兄貴で挟み撃ちして完了だ。


 ここでレベル上げは思ったより捗るな。


 レベルを5上げれたから次の階層に向かうと今度はオークの三種類にヒーラーとシーフが加わった。一気に増えすぎだろ!

 兄貴にはヒーラーから倒してもらい、俺たちもすぐに加わり倒していく。奪うも使って見たかったが、オーク全員に興奮と絶倫が入っていたのでやめた。

 

 兄貴がレベル上げをまた5上がったところで今日は上がろうと言うことになった。それでも10も上がればすごい事だ。


 ギルドに行くと親父さんに頼んで別室に行く。

「こんどはどこまで行ったんだ?」

「ダンジョンの17階層まで行ってるよ」

「なーにー!早すぎるぞ!死にたいのか!」

 親父さんは怒っていたが、俺たちのレベル上げを知ってまぁ、しょうがなしに許してくれた。

「それで、売りたいものは何だ?」

 俺たちはドロップ品とガチャで出たが使わなくなった物や使わない物を出すと結構な量になった。

「ぉ、おま、俺が査定するのかよ」

「「「お願いしまーす」」」

「はぁ、わかったわい」

 結局、防具や武器はその場では売らずに武器屋、防具屋に持って行けと言う話になった。

 魔道具は買い取ってくれるらしい。

「魔鏡の胸当ては…サーシャが使え、これはいいものだ」

「はーい」


 鑑定で見てみると、

 魔鏡の胸当て…魔法を3割跳ね返す。

 3割か、でもないよりマシだな。

 あとは買い取ってもらえ、25金貨9銀貨になった。

 防具や武器を除いたらそれなりにしかならないと思ったのに結構な額になったなぁ。

「マジックワンドは回数制限があるが、魔力切れの時や、ここぞの時に使うからほしがるやつがいるんじゃよ」

「そうなんだな」


 そうだ思いついた!

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