第8話 みんなも一緒にブラックドラゴンを食べよう!

今日のタイトル: ゲコリーヌ式ブラックドラゴンの食べ方紹介!


そもそもブラックドラゴンの調理なんて大統領直属の料理人でもやったことがないレベルだろう。そもそも誰がブラックドラゴンなんか食べれるのだろうか。そんなツッコミが抑えられないタイトルから今回の配信も始まった。


「ぴょーん!ゲコゲコ!ゲコリーヌだ!今日はおすすめのブラックドラゴンの食べ方を紹介していくよ!今日は古参の視聴者に配信上がってもらいます!」


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古参の視聴者ボイス


「こんにちは!ブラックドラゴンなんて食べないのでどんな料理になるのか興味があります!」いちご食べたい

「ブラックドラゴンの食べ方紹介されてもこちとら食べれないから意味ない気がするんだが」そこらへんの論破王

「今度またブラックドラゴンを倒す予定なので助かります!」BD所属『Sランクのみぃ』

「いたー!ブラックドラゴンの食べ方参考になる人いたー!」そこらへんの論破王


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“ブラックドラゴンの料理配信とか絶対お腹空くじゃん!“

”カップラーメン用意して配信見ながら食べよ”

“大統領とか総理大臣とかでも食べれないような高級食材の調理配信ってめちゃくちゃ凄いのでは?“

”捨てるところがないって噂のブラックドラゴンは果たしてどんな料理になるのか”

“wktk“

“またすげー配信やってんな”

“ゲコリーヌは相変わらずだな”


「ブラックドラゴンって実は料理しなくても美味しいんですよ。なので最初は素材の味を生かした捌き方をしていこうと思います!」


そう言うと、画角が変わり、反対側には超巨大ブラックドラゴンが用意されていた。

もはやブラックドラゴンを倒す作業ぐらい配信外でもいいと思えるのがとんでもない。


「まずは尻尾と頭と後ろ足と前足に分けて皮を剥ぎます!皮を剥ぐコツは肉と皮の境目を包丁でスーとなぞるような感じです!」


皮を剥ぎ終わるとよく見る肉のような見た目になった。


「次は内臓を処理していきます!でも全ての内臓は使うことができるので取っておきましょう」


処理し終わると次は頭を処理し始めた。


「ブラックドラゴンの目は高級食材です!目の周りも美味しいんですよ!」


「お腹の骨の周りは脂が乗ってて美味しいのでッとッと味見してみましょう!」


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古参の視聴者ボイス


「美味しそう!」いちご食べたい

「めっちゃぷりぷりしてる!羨ましい!」そこらへんの論破王

「これめちゃめちゃ美味しいですよね!」BD所属『Sランクのみぃ』


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これを船みたいな皿に盛り付けていく。


そこには人生で1度でも食べてみたいブラックドラゴンの刺身盛りができていた。こんな料理、億万長者ですら食べれないかもしれない。そんな刺身が今完成した。


「尻尾の肉や腕、足、頭、脳みそ、目、舌、肝臓、心臓とかが乗ってます!売ったら多分家が建つぐらいの金額になります!これをブラックドラゴンの血をつけて食べようと思います!」


“美味そう“

”一夜で全財産飛ぶぐらいの高級料理食べるの夢だな”

“ブラックドラゴンの血って飲んだら鬱が治るとか背が伸びるとか色々伝説があるよな“

”羨ましい”


「ブラックドラゴンの血液をつけて、いただきます!」


プルプルで鮮やかな色の生肉を口に運んだ。


「美味しい!口に入れるとほどけていくような感じです!塩とか胡椒とかタレは醤油とかニンニクとかワサビとか焼肉のタレとか何かけても美味しいです!」


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古参の視聴者ボイス


「肉が光ってる!?」

「俺にも食べさせてくれ!」

「これ食べたら力がみなぎってきますよね」


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「みんなもブラックドラゴン倒したらまずはさしみで食べてみてください!」


いや食べれねーよ。

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