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貴族と宗教とナーロッパ その在り方と力関係の働き」への応援コメント


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    それはたぶん外国人が書く「和風中世ファンタジー」がほぼほぼ江戸時代で近世社会なのと一緒ですよね。我々東アジア人が言う「西洋中世ファンタジー」とは実は近世西欧社会、もっと言うと近世絶対王政の頃の社会なんですよ。例えば西欧中世なのにお茶があるとか。西洋に茶葉が来たのは近世ですよね。それもポルトガル人が植民地マカオと日本から学んだ文化です。それをオランダ東インド会社が宗教・宣教なしで商売を始めたから茶葉が西洋に流通したのです。この時点で異世界恋愛の世界は「西洋中世風」じゃないわけ。逆もしかりで中世の日本人は菜種油は超高級なので夜なべはしないのです。だから日本の中世の農民は朝5時起きで夕方6時就寝という世界なのです。なお中世の日本人は砂糖が事実上ないので(薬物としては京に居た上位貴族が砂糖を使っていましたが)甘いものが日本人は戦国まで食べられなかったのです。

    ※追記:蜂蜜で糖分を取っていたようです。

    作者からの返信

    なるほど、日本史には疎いので助かりました。
    確かに、サトウキビもテンサイも日本が昔から大量に採れるものではありませんでしたね。
    ってことは昔の餡子は砂糖入れてないってことですか?どんな味なのかはちょっと気になりますね。

    でもまぁ、一応物産は別にそんなに厳しくしなくてもいいと思っています。
    理由としては、物の伝播は貿易やらの歴史的要因に左右されますが、そもそも世界が違うのなら、動植物も鉱産も地球と同じとは思えないから、後からいくらでもこじつけられます。

    もちろんそれらの分布は文化に影響を与えますが、「湿潤で竹と木が豊富にあるのに、あまり採れない石を使って民家を建てる」ほどわけのわからない事にならなければどうとでもなるでしょう。
    例えば、最初からジャガイモがアフリカに存在していれば、中世でヨーロッパに伝播したとしても不思議ではないでしょう。
    ただ、その場合、ヨーロッパが収穫量の少ない小麦を捨てるかもしれません、食文化はジャガイモに偏るかもしれません。
    そこが作者の腕の見せ所だと思いますし、地球ではない別の世界だったらもっと自由に物産を調整してもいいはずです。


    ただ、社会構造の話となると、その矛盾は深刻なものになります。
    封建制と絶対王政の違いで生む忠誠と権威の在り処はみたいな例では、前提を間違えると簡単にこじつけられる話ではありませんね。
    まぁ、そこに重きを置いていないのなら別にそれでもいいですけど、わざと疑惑と不安を抱かせる以外は、出来るだけ矛盾を解消したほうがいいってのが自分の考えですね。

    5月6日追記:蜂蜜か、美味しそうですが、量がまともに採れなそうですね。

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