第5話 しんちょくほーこくと彼の答え
就寝時間が過ぎた夜の街をベランダに忍び込んで眺めるのは、シュニーの密やかな趣味だった。
帝都の夜景は美しい。
魔力、ガス、油と種類も色も様々な灯りが暗闇を照らし、まるで毎日が祝祭であるかのように華やかに彩っている。
虹が実る樹があるとしたらこのような光景になるのだろうか、などと幼い彼は考えたものだ。
シュニーは夜が嫌いで、でも好きだった。
慣れた場所が時間と共に暗く染まっていくのは日常が侵されるような恐ろしい気持ちになる。
けれどその暗闇が明るく照らされているのは自分たち人間が夜に勝った証なのだと、不思議な高揚感を覚えた。
「……まあ、同じものが見られるなどと期待はしていなかったがな」
しかしそのような景色を楽しめたのも、数日前までの話。
時間だけで言えば、今が丁度その趣味を楽しむのに適した頃合いだった。
民がそれぞれの仕事を終え家に帰り、眠る前に家族との和やかな談笑を楽しんでいるような時分である。
夕暮れから降り始めた雪が収まっているのに気付いたシュニーは、着られるだけの服を重ねて着て、手にとある物を持って小屋を出ていた。
従者、今は執事と呼べる立場にも関わらず主人より先に寝たセバスを起こさぬよう、こっそりと。
「同じ町でも、やはり帝都とはかけ離れている」
仮にも領主の館というだけあって、シュニーが今暮らしているボロ小屋は町を一望できる小高い地にある。
そこから見える景色は、事前に想像していた通りだった。
暗い。かなり暗い。
見える景色を想像していた、などと言ったが、正しくは景色があまり見えないのが想像の通りだった、と言い換えるべきだろう。
灯りが灯っている家はぽつぽつとしか存在していない。
暖炉にくべる薪も少ないからなのだと、今のシュニーは知っていた。
「やれやれ……つくづく碌でもない土地だ」
それでも、星明りの助けによって町の全景は伺える。
人口はおおよそ2000人ほど。
家の数もそれに見合った多すぎず少なすぎずといったところだろうか。
などと訳知り顔で頷くシュニーだが、実際のところ諸々の事情を勘定に入れた上で人口に対しての自然な家の数を推測する……という知識はまだ無い。
昼から夕方にかけての勉強の成果をそれっぽい形で反芻したかっただけである。
今日のシュニーの予定は忙しなかった。
領主への敬意に著しく欠けた老婆を手伝い、慣れない労働で朝の時間は終了。
悲鳴を上げる体でどうにか帰ってからは、昼食を挟んで勉強を。
昼食の内容があまりにお粗末だったので「セバス、昼は軽食で……というのはまだ働いてもいない貴族の子女に対しての話だとも。領主たる者、朝から多くの仕事をこなすのだから昼食もそれなりに栄養を取れるものを出してくれたまえよ」と領主の執事としての心得を説いた。
それっぽい事を言ってしたり顔の領主に返ってきたのは「いえ、これが精一杯出せる昼食ですが。夜も似た内容になります」という無慈悲な宣告だった。
過酷な現実を突き付けられシュニーは崩れ落ちた。
領主でこの有様なら民の食事は一体どうなっているのだろう。
食糧問題はかなり優先すべき課題なのではなかろうか。
こうして、実感を伴った苦しみにより一歩成長したシュニーである。
そこからは領地を治める者として必要な知識を学ぶ時間だった。
今日の主な内容は、ここスノールト領が帝国の歴史上どのような役割を担っていた地なのかについて。
これまで最低限の勉学以外から逃げてきたシュニーにとって、苦痛の時だったのは否定できない。
けれど、幾分かは有意義な情報を得られたのだという実感もあった。
……それを本当に役立てられるのかはまだわからなくて、少々集中できなかったけれど。
「……さて」
寂しい街並みを見て、シュニーは自分の頬をぱしんと叩く。
冷えた手のひらが、頬を通して思考の熱を奪う。
領主になって二日目の夜。
夜に外に出て街を眺める、という在りし日の習慣を繰り返したのは、故郷を懐かしむためでも帝都と同じような夜景が見られると思っていたわけでもない。
自分がこの地の夜景を見に来た理由は──
「さて?」
「うひょぁぁっ!?」
と、シュニーの思考はそこでばっさり断ち切られた。
突然の隣からの問いかけ。
暗闇で不意打ちに声をかけられての恐怖に、多少は見られる顔をしていたシュニーの領主らしさは即座に消え失せる。
シュニーは態度こそ尊大だが図太い精神をしているわけではなく、むしろ逆だった。率直にビビりと言ってしまってもいい。
そんな彼が暗闇の夜に驚かされたら、どうなるだろうか。
最悪の場合、哀れにも下の着衣を洗濯せねばならない事態まであり得た。
そこまでは至らなくとも、普段の彼なら悲鳴をあげて逃げ出していただろう。
「これからここを帝国最強の地にしようと思っていたのだよ!!」
だがどうにか踏みとどまった。
無理やり恐怖を抑え込むために半ばヤケで声を張り上げ、稚気じみた内容でごまかす。
「……ぽんこつがぽんこつなこと言ってる」
シュニーにだって、意地を見せたい相手はいるのだ。
白銀の髪が、シュニーの視界でふわふわと揺れている。
足音のひとつも立てずいつの間にかシュニーの隣に立っていた少女は、最初に出会った時と変わらない無表情で彼を見つめていた。
「一体何が目的で来たのかは知らないが! キミは事前連絡の重要さを知るべきだ! 領主だって急に話しかけられるとうまく返答できない時が無きにしも非ずかもしれないだろう!」
驚いて奇声を上げた失態をごまかすため、流石に最強はないだろう最強はと先ほどの発言を有耶無耶にするため、シュニーは早口でまくしたてる。動揺で混乱しながらだったので内容は若干怪しかったが。
「聞きにきた。どんなかんじ?」
「……む」
シュニーの大騒ぎにも、少女のペースは微塵も崩れなかった。
短く告げられた用件に、シュニーは気勢を削がれ口を噤む。
「それは……ボクが領主として何を成したか、という意味かい?」
どう答えたものか、と少し悩んだシュニーの結論は無為な時間稼ぎだった。
言葉にした通りの意味だとは最初からわかっている。
だが、もう少し考える時間が欲しかったのだ。
「そう。そろそろみんな食べ物に困らなくなった?」
「キミの時間間隔は少々おかしくないかい!?」
しかしそんなシュニーの思考はツッコミに割かれてしまった。
無茶振りが過ぎる。
足掛かりもない土地で領主になり、二日で食糧問題を解決するのはどんな天才であっても流石に無理だろう。
「じょーだん。場をなごませるためのこいきなじょーく」
「驚かせないでくれたまえよ……」
真面目に言われたわけでないとわかりほっと息を付くシュニーだったが、状況は何も変わっていない。
領主として何をしたか、その単純ながら難しい問いにどう答えるべきか。
「ん……?」
「……あ」
そこで、天はシュニーに味方した。
掌へと落ちてきたひんやりした感触にまずシュニーが気付き、次いで少女も空を見上げ状況を理解する。
「……雪、ふってきた。また今度にする?」
帰る準備なのだろうか。のそのそとシュニーに背を向けながら、少女が尋ねる。
先ほどまで星明りで明るかったはずの空は、少し見ない内に曇天へと変わり雪がちらつき始めていた。
願ったり叶ったり、なのだろう。
上手く答えられない問いの期限を大きく引き伸ばせる。
さらには、今度にすると彼女は言った。つまり、再び会う機会が得られるというわけだ!
いや別に次に会うからなんだというワケでもないのだけどね?
そう誰に言うでもない言い訳を内心であれこれ考えた末、シュニーは。
「いや、構わない。キミさえ大丈夫なら、今この場で聞いてほしいことがある」
しつこく主張する己の意思とは反対に、彼女を呼び止めた。
「……ん」
数秒の空白を置いて、少女が体ごと振り返る。
シュニーの答えは少女にとって予想外だったようで、反応が遅れていた。
「せっかく呼び止めたのだが……。正直なところ、何かできたわけじゃない」
「うん」
領主として何ができたのかと問われて、あれこれ考えを巡らせていた。
この二日で自分がやってきた事を大きく膨らませるべきか。
それとも、嘘でもいいから偉大な領主としての成果を言うべきか。
どちらも度合いは違えど、事実を歪めて伝えることになる。
「それどころか……自分の無力を、何度も思い知らされる始末だ」
「うん」
悪い事なのはわかっている。恥ずべき行いであるともわかっている。
だがシュニーの現状への理解を知った民がそうしたように、事実ありのままを伝えれば、きっと失望されると思った。
その苦痛をもう一度味わうくらいなら、誇りを放り捨てて己を繕おうとした。
けれど結局、シュニーはそのままを伝えた。
彼女の信頼を裏切るのは、彼女に失望されるより恐ろしい事に思われたから。
自分はまだ何もできていない。それが、現状のシュニーの偽りなき自己認識だ。
「……いやになった?」
「ああ。こんな地を治めるなど、正気とは思えない」
「なにも知らないまま、ここに来ちゃった?」
「そうだとも」
「雪は、きらい?」
「好きになる理由が無いだろう」
少女の言葉ひとつひとつを、短く肯定する。
首を上から下へと小さく振りそのまま俯けば、雪に埋もれた足元が映った。
いつだって、知識の無さはシュニーを追い詰める。
ここに来た理由は、土地の事情を知らず調べようともせずに辺境伯の任を安請け合いしてしまったから。
さらにはつい今朝、無知故に領民から失望されたばかりだ。
敬愛していた親に騙され、こんな土地を押し付けられた。
領主に期待しない民に、何を応えてやる必要がある。
心の内で、黒い感情がむくりと頭をもたげる。
逃げ出してしまってもいいかもしれない。どこに逃げられるのかはわからないけれど、今の自分の境遇を思えばそれが一番賢い選択であるとも考えられた。
「だったら、あきらめてもいいと思う。しょーがない」
「かもしれない」
無知な子どもが領主なんて、土台無理な話だったんだ。仕方がない。好きにすればいい。諦めてもいい。
服飾屋の親父も魔女のような老婆も少女も、この地で知り合った皆はそう優しく伝えてくれる。
その通りだ、と内心で彼女たちの言葉に頷く己がいた。
「……だけど」
今日一日、シュニーはずっと悩んでいた。
自分は何がしたいのか。
逃げ出したいのか、それとも。
「それでもボクは、良い領主になりたい」
そうやって考えに考えて、導き出した結論があった。
逃避という選択肢を選ぶつもりなら、シュニーは言われるまでもなくとっくの前にそうしていただろう。
「なりたいと、思ったんだ」
感情に従うがまま、己の選択を口にする。
じゃあどうして、逃げ出そうとしなかったのか。
先に出した結論の後を追うように己に問うてみれば、答えは驚くほど簡単に思い浮かんだ。
「それは、みんなのため?」
“そしたら、なまえくらいはおしえてあげる。ぽんこつ領主”
たったひとりだけでも、無様に倒れ込み雪に埋もれていた惨めな男を、領主だと認めてくれた人がいた。
自棄になってあのまま雪に沈む終わりを選ぼうとしていた自分を、引っ張り上げてくれた人がいた。
「……違う」
領民のため。
そうといえばそうかもしれないけど、でも違うとも言える。
「みんなのためなんて、考えてなかった」
それは、たった一人の民のために。
まだ名前も素性も何もかもを知らない人に、振り向いてもらいたかった。
その人の信任と暖かさに、応えたいと思った。
シュニーの願いはきっと、皆が讃える英雄のように理想的なものではないのだ。
今の彼を突き動かす理由は、数多くの民を守る領主としては間違いなく失格だろう。
「じゃあ、自分だけ幸せならおっけー? ぬくぬくぜいたく、はっぴーらいふ?」
確かにそうなのかもしれない、とシュニーは頷く。
春。昔に本で読んだ、冬の後に訪れていたという季節。
その時まで待てば名前を教えてあげるというのが、彼女と交わした約束だ。
だったら、自身の生存だけ考えればいい。引き籠り、領地には何も触れず冬が終わるのを待ち続ければ。
ただ約束を果たしてもらうだけなら、それがシュニーという私情のために領主を目指す少年の最適解であるはずだった。
「……それも、違う。ボクだけが幸せでも意味がない。皆が困らず生きられてこそだと……いい領主、だと思う」
でも彼女は『春』と言ったのだ。『間期』ではなく、もう失われて書物の中にしか残っていない、芽吹きと出会い、始まりの季節の名を語ったのだ。
だからシュニーは、賢しい最適解をくしゃくしゃに丸めて捨てた。
自分が待ち望む冬の終わりは、彼女が言った春は、そんなものじゃないと思ったから。
「ボクが住んでいたところはね、街一面に灯りが灯っていたのだよ」
シュニーが今日こうして夜景を見に来たのも、己に問う為だった。
今まで視界に入れようともしていなかった現実から目を背けずに向き合う。
それを見た上で自分の心はどちらに傾くのか、知りたかった。
「……この地も、いつかそうなればいいと思った。今はまだ、絵空事にしか聞こえないだろうが」
答えは、すとんと胸の内に落ちてきた。
煌びやかな故郷とはかけ離れた夜景を見て最初に思ったのは、こんなの無理だ付き合っていられるかという諦観と自棄ではなく、将来への展望だった。
「これから、少しずつでもよくしてみせる。ボク自身も、この地も。そのつもりがある」
シュニーは頭を上げ、改めて隣に立つ少女の顔を見る。
赤く丸々とした目が、じっと見つめ返してきた。
相変わらず何を考えているのかよくわからない無表情だ。
最初に会った時には、状況に気圧され頭が熱くて殆ど理性的な会話ができなかった相手。
「──約束だ。次にここで報告する機会を、楽しみにしていてくれたまえ」
そんな彼女に、シュニーは自分から誓ってみせた。
一つ目のまだ遠いそれとは違う、近くて小さいけれど大切な約束を。
「い、いや、まぁ……ボクはこう思っているだけで……キミの方がこれを受けてどう考えるかは別の話なのだが……」
しかし、堂々と言いたいことを言い切った後で、途端にシュニーは弱気になる。
最初にはあった少女の相槌が無くなっているのに気付いて嫌な汗が流れ、おずおずと言い訳のような言葉を吐いてしまう。
今までの彼であれば、偉そうに何かを言えばそのままの態度を維持できていたはずなのだが、どうにも相手が悪いようだった。
「……うん」
シュニーが一応の安寧を得るには、しばしの時間がかかった。
少女がこくんと頷き、先ほどと大して変わらない相槌の言葉をひとつ。
これまで通り感情を見せてくれない彼女がどう考えているのかはわからない。
けれど返事をしてくれたなら、そこまで気を悪くしてはいないはず。そう思いたかった。
「……」
そしてそのまま特に喋らない少女に、気まずい空気が再来する。
「ああ、そうだ! この寒い中で女性を立たせたままなど、ボクとした事が気が利かなかったな!」
慌てて何か会話の切り口は……と頭を回したシュニーは、そこで初めて己の非礼に気付いた。
さらに、解決策が自分の手にあることも。
これまでずっと手に持っているだけだった物品を、彼は少女へと差し出す。
「……それ、なに?」
金属製の筒だ。
コップ状になっている上部の蓋を取り外せば、途端に湯気が立ち上る。
「これかい? 町はずれの老婆の荷物運びを……と、そのような話ではないか」
少女の問いに答えはしたが、恐らく彼女が求めている答えは別だろう。
「今日の夕食を保管してあったんだ。よければ飲んでくれたまえ」
そう考えたシュニーは話題を切り替える。
今必要なのはこの水筒にまつわる思い出話などではなく、冷えた体を温めるスープなのだと。
『野菜くずの水煮』という名で呼んでもあまり違和感の無い侘しい中身ではあるが、それでも何もないより遥かにマシだろう。
「ううん。お手伝いのはなし、聞きたい」
「そ、そちらでいいのかい……?」
「ん」
しかし少女が望んだのは、違うものだった。
良いところを見せたい相手に語るには、少々気恥ずかしい内容だ。
けれど望むなら、とシュニーはこの水筒の入手経路について話す。
領民と話をしていて、荷物運びを手伝うこととなった。
その手伝った老婆、ニル婆が別れ際に手間賃として投げ渡してきた品である。
彼女曰く一見すれば普通の水筒なのだが、魔術と工術の複合によって中のものが長時間冷めないようになっている……らしい。
温水を触媒として熱術が起動して云々だとかなんとか。
「というわけだ。まったく意地悪な老婆で、どれだけ苦労させられたか……」
このような経緯をできる限り脚色せずに話したものの、早々に終わらせたかったのがシュニーの本音だ。
領主が肉体労働に励み、さらにはその不出来から領民に罵倒されるなどあまりに恰好が付かない。
後半はどうにか自分の失態から意識を逸らそうと水筒の凄さについて熱弁する形となったが、意図が透けていないのを祈るばかりである。
「そっか」
シュニーの苦労話を、少女はこれまで通り表情を変えないまま聞いていた。
至極当然だ、とシュニーは落胆もしない。
別に特別何か面白い話でもないのだ。自然な反応だろうと。
「なにもできてない、っていったけど……そんなことないと思うよ」
「うん……?」
だから少女の感想に、シュニーは一瞬耳を疑った。
意図が理解できなかった発言の内容に、ではない。
ほんの少しだけ、彼女の言葉に喜びの感情が乗せられていた気がしたのだ。
「そういうとこ、やっぱりぽんこつ」
「むぅ……」
しかしその感情も、次いでの言葉ではさっぱり無くなっていた。
変わらぬ『ぽんこつ』の評価に、見直される点は特にないと自覚していたとはいえ小さく頬を膨らませるシュニー。
「でも、にじゅーまるよんぶんのいち欠けくらいはあげる。初回だいさーびす」
ただ、まあ。
相も変わらず謎だらけの少女からは、悪くない評価を貰えたらしい。
「そうだ。キミに聞きたいことがあるんだったよ」
「んむ、よかろー」
と、ここで終わっておけばシュニーにとってはなんだかんだ良い結果に終わっただろう。
領主としての始まりを、この上ない形で踏み出せたと言えたかもしれない。
「へ……」
「へ?」
しかし彼は、思い出す必要も無い事を思い出してしまった。
立派な領主になるための勉強に並び、もう一つ学びたいと思ったもの。
「へ、へいかのじょ……ボクと一緒の墓に入らないかい?」
そう。
頼れる執事直伝『どんな女の子でもたちどころに口説き落とせる殺し文句』である。
言葉の詳しい意図はシュニーにはよくわからなかったが、共に墓に入るという表現はなんだか詩的に感じられて納得していた。
「ぜんげんてっかい。ばつみっつくらい」
「ぬあぁぁぁ!」
その結果。本日の評価、×××。
こっち方面の知識においては二度とセバスを信用するまいと誓うシュニーであった。
――――――――――――――――あとがき
ご観覧、ありがとうございました!
拙作はプロローグの通り、時折シリアス時折コメディな空気の中未熟な主人公が周囲に振り回されつつ奮闘するお話となります。
もしよろしければお付き合いいただけますと幸いです。
面白かった! ふたりと領地の行く末を見届けたい! など思っていただけたならフォローや評価をいただけますと作者が喜びの舞を踊ります!
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