ひっつき虫との後日談

あの配信が終えて2日後。

今、私とひっつき虫は塾に向かっている。


「けど、本当にびっくりだよ。凛花ちゃんがねー」


「こっちからしたら、詳細不明で推しのサインだけで動く方がびっくりだよ」


「それは凛花ちゃんだって、同じことするでしょ!」


「いや、謎に自信満々に言わないで。流石に、あの状況では受けないかな。

それだったら、コラボしえついでに貰った方がいいよ」


「活動者でもなくて、単なるファンならの話!」


「それなら、まあ、やらなくはないと思うけど」


「やっぱりじゃん!」


「なんか、言われると癪。あ、ついた」


「あー。勉強だー」


「あんなに意地を張って、私と同じ学校に入るなんて言わなければもっと楽なのにね」


「凛花ちゃんと離れるなんて嫌だよ!」


「はー。まあ前も言ったけど、好きにしたらいいけど」


一様、第1志望を日比咫高等学校にしている。

理由は簡単。前世でいたから。もう、これだけである。

正直、学校は当たり外れがある。私的にはそこまで悪くないという評価だ。

なら、変に違うところ受けるよりもといった感じだ。


そして、大学は東大学園。

理由は、その圧倒的地位。

大学を出る頃には私が死んだ年を超える。

だけど、絶対言えることはある。歌い手は地上波に出る。

そのためのとっかりとして、東大学園

何かとバライティーで振ってもらいやすい話題だろう。


学部は法学部のつもり。

炎上した時にでも使えないかなーと思って考えている。



ボーと考えていると授業が始まった。

まあ、過去問解くだけだけど。




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作者から


宣伝を1つさせてください。

新作出ました!『こんなの払えないよ・・(泣)』というものです。

簡単にいえば、幽霊を祓う仕事をしている主人公の恋愛小説です。


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