推しとオフコラボ

痴漢の後のめんどくさいことに巻き込まれたくないので、走ってきた。

けど、今世では受け身なんてしてないのによく綺麗に出来たな、、昔の名残かな。


「はー」


昔のまんま。

ハンカチで汚れを取りながら苦笑いしていると、


「ねえー。迷子?お母さんのところに送ってあげようかー?」


またか。ナンパ?それとも、裏路地で?金払って、ナー横の人たちでも買え。2万あれば、ロリは捕まえれる。


無視して、走る。



「はーは」


なんとか、引き離せたけど、つかれた。待ち合わせまで20分。

オープニング撮るか。


ポチ


「はい。今日は、推しとのオフコラボです。とにかく楽しむ。では、待ち合わせ場所で20分待機。会えたら、取るね」


あくまで、ポイントも欲しいので、エスコートする形になる。

ここは前世でよく連れてかれた場所だから案内するのは、自信有りだ。

エゴサでもして、待つか。



あ、いた。


ポチ


「見つけたので、迎えに行きます」


テクテク


「咲さん!」


「あ、いた!ゼラニウムちゃん、おはよう!」


「おはよう。じゃあ、行こっか」


「勿論!魚、魚」


「イルカとか、カワウソとかもいるよ」


「カワウソ!いいな〜。カワウソって喋れば川にまつわる嘘つくのかな?カワウソだけに!」


「それはそれでかわいいかも。ゴホ、『川には水がない!』どうかな?」

マスコット風で言ってみた。


「面白いw wなら、川は塩水だ!」


「それは困るww全然声変わってませんよ」


「えー。変わったよ!変わった!推しの言うことは?」


「ゼッタイー」


「なんで、棒読みなのー」


「ほら、水族館!」


「話そら。わあー。着いた!わー。チケット並んでる」


簡単に逸れてるじゃん。


「ウェブ予約しといたので、大丈夫」


「年下に奢られてしまった(ガク)」


「大丈夫だよ。貢ぎだから」


それに、多分会社の奢りになるはず

スマホで予約画面を出す。


「どうぞ。こちらパーフレットになります」


「ありがとうございます。じゃあ、早速行こっか」


「おー。探検、探検」


まず入ると、小さい水槽に1〜3種類入れてるのが10こある。

咲さんのペースに合わせて見ていく。所々、魚の説明をしていた。



「最後のイルカのエリア」


「おお!イルカがいる!」


「そりゃあ、イルカのエリアだからね。後、4分でショー始まるから見ましょ」


「ショー?ーいいね!見よ、見よ」


空いてる席に座って、時間を潰す。

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