第十六話 七日間講義三日目

 ふと気が付くと、頭を何かがポカポカと叩いている。

 この頭をポカポカと叩く機械は”おはようサン時計”だ。見た目はハトの置物だが、予約した時刻になると叩き起こしてくれる魔法石を使った機械だ。


 僕は早朝ランニングをするためいつもより早起きをしたかったのだが、バーオボからラジオウムを持って来ていなかったためどうしようかと困っていたところ、ミキが物置に眠っていたおはようサン時計を貸してくれた。


 このポカポカ叩いてくれるのはいいのだが、嘴が結構固く何気に痛い。


「うっ!痛っ!わかったから!起きるから!」

 僕は慌てて起き上がり、おはようサン時計のストップボタンを押した。そのまま二度寝をしたい気分だが、ランニングをするためにこの時間に設定したのだ。無理してでも起きなければ。


 僕は重い腰をあげ、ベッドから無理矢理出た。部屋はひんやりしていて少し寒い。

 窓から外の景色を見ると、空にはまだ太陽は上っておらず薄暗い。雲は薄紫色をしており、空の色は白っぽい色をしていた。


 僕は着替えを済ませ、洗面台へ行く。この時間だとミエさんもまだ起きていないのか、一階はシーンを静まり返り、誰もいないのがわかった。

 僕は冷たい水で顔を洗い、寝ぼけた脳みそを叩き起こす。鏡を見て髪を整えた。


 部屋へ戻ってきた僕は、ミキが印をつけてくれたルートをもう一度確認した。

「さて、行くか」

 僕はアミマド屋を出た。ミキが教えてくれたルートをしっかりと思い出し、その通りに走り始めた。


 いきなりマラソン選手ばりに走ると危ないだろう。なので少しゆっくりめに走り始めた。

 早朝のテルパーノは誰もいない。みんなまだ眠っているのだろう。朝靄に包まれた街は怪しい雰囲気と同時に新鮮な気持ちにもさせてくれる。夜の間に澄んだ空気がより一層そう思わせるのだ。


 ホッホッホッ!と走り続けていると、噴水の広場に出てきた。


「ここの道をこっちに行くんだったな」

 ミキに教えてもらったルートを思い出しながら走り続ける。


 普段はたくさんの人が行き来し箒で飛び交うが、誰もいないためとても集中して走ることが出来る。

 早朝とは言え、走っていると少し汗ばんでくる。タオルを肩にかけてきて正解だったな。そう思いながら僕は額の汗を拭う。

 ミキの教えてもらったルートを走り続けていると、レウテーニャの校門が見えてきた。レウテーニャの外周を走っていく人がいるのか、数人の人影が見える。


「あれ?もしかしてコウくん?」


 外周に入ろうとしたところ声をかけられた。その方向へ振り向くと、ミキの友人のリルさんが居た。

 普段は長いローブを羽織っているから気づかなかったが、ランニングウェアを着たリルさんの手足はとても筋肉があり、ムキムキというよりもバキバキという表現のほうが似合うくらいだ。

 少しだけ太陽が昇ってきたのか、外周に朝日が射しこんできた。その朝日に照らされ、リルさんの髪はより一層オレンジ色に煌々と燃えるように輝く。


「あれ?リルさん?リルさんもランニング?」

「うん!そう!良かったら一緒に走ろう!外周コースでしょ?」


 僕とリルさんは一緒に走ることとなった。

 リルさんは僕のスピードに合わせてくれているようだ。気を遣わせてしまっている気がして申し訳ない。


「ごめん。僕遅いから……」

「大丈夫だよ!それにコウくんとお話したかったし!」


 僕たちはゆっくりと外周コースを走りながら、話す。

「……へぇ、そうなんだ。バーオボはそういう国なんだね」

「うん。テルパーノから見ると珍しいだろうけど」

「でも、行ってみたいよ。魔法がほとんどない国ってなかなかないじゃん?あと火山が有名なんだっけ?」

「うん。あとは温泉とかかな」

「温泉か!いいなぁ。入浴して、美味しいご飯食べてさ……お腹減ってきちゃった」


 僕もだ。何も食べずに出てきたため、空腹も空腹だ。


「僕もお腹空いてきたよ」


「あはは!でもよかった。コウくんが優しそうな男の子で」

 突然リルさんは悲しそうな目をしながらこう言った。


「ミキさ、あの体質じゃん?男の子たちに酷いこと言われててさ。普段は男の子に対して敵対意識が強いというか……。だからミキがコウくんと一緒にいるの見たときビックリしたんだよね。あのミキが?って」


 男の子たちに酷いこと……”ペウンイ”と揶揄われていたことだろうか。


「あの男の子たちいつもあんな感じなの?僕とミキが一緒にいるときも揶揄ってきたんだけど」

「うん。あいつらはいつもそう。私も、箒乗って酔っちゃうこと揶揄われたことあったし」


 ミキの突然変異体質や、リルさんが箒で酔ってしまうことは本人でもどうしようもないことだ。他人が揶揄ってもいい理由になんてならない。


「体質とかはどうしもうもないのに……」

「だよね。だから私もミキも無視してるんだ。それで出来ることを目いっぱいやったら、私は魔法クリケットの強化選手に選ばれたの。ちょっとは見返せたかなって」

「でもそれって……あの嫌な子たちのために頑張ったみたいでなんだか……」

「まぁ、他人から見るとそうかもしれないけど、魔法クリケットは私がやりたかったことだし、世界大会に出られるくらい強くなりたかったからね。そもそもあいつらのことなんて眼中になし!」


 爽やかな笑顔でそう答えるリルさん。ミキと同じようにリルさんもとても強い人なのだろう。


「すごいや。僕なんて魔法がちょっと下手っぴってだけでへこんでるのに……」

「私も最初は箒のことですごくへこんでたよ。でも魔法は箒に乗ることだけじゃないって魔法クリケット始めてから考え方が変わったんだ。コウくんも何か魔法以外の事で得意なもの見つかったらいいね」


 魔法以外の得意なこと……。これから門の塔へ行く前に見つけられるだろうか。


「それじゃ私このへんで!バイバイ!」

 そういうとリルさんは颯爽と走り去っていった。


 僕は残りの外周を走りきり、来た道を戻り、アミマド屋へ帰ってきた。

 太陽はすっかりと斜め上まで登っており、街にはまばらに人が行き来していた。


「ただいま!」

「コウくんお帰り!朝ごはん出来てるよ!」


 アミマド屋へ入ると、ハーブの匂いと共に朝食の匂いがしてくる。

 急いで着替えた僕は、一階の食卓へ行き席に着く。

 ミキとミナさんも支度を済ませていた。

「いただきます!」


 朝食を済ませた僕たちは支度をし、アミマド屋を後にする。

 今日は宿屋と踊り子の仕事は休みらしく、完全オフモードのミナさんも見送ってくれた。


「ミナさん、すごい頭だったね」

「お姉ちゃんオフの日はいつもあんな感じだよ」


 僕たちはいつも通り徒歩で登校する。

 太陽はすっかり街中を明るく照らし、澄んだ水色の空を泳ぐよう朝鳥たちが飛んでいく。この時間帯は通勤通学の人たちで頭上は魔法使いだらけだ。

 僕はミキに、ランニングのときリルさんに偶然会った話をする。


「リルに会ったんだ」

「うん。リルさんも朝走ってるんだね」

「リル、かなりストイックだからね」


 今朝のことを話していると、後ろから何やら声が聞こえる。

 うまく聞き取れないが、ミキのことを何か言ってるような雰囲気だった。


「またあいつらだ……」

 ミキは嫌な顔をしながらそう言った。何かの気配を察知したらしい。


 僕は気づかれないようチラリと横目で見やると、レウテーニャの校舎で「ペウンイ」とミキに言ってきたあの4人組が居た。道の隅に固まってこちらを見ているようだった。


「朝聞いたけど、リルさんも色々言われたんだってね」

「うん。もうね。あいつらの相手してる暇なんてないの!早く行こ!」


 ミキは歩くスピードを少し上げた。僕も遅れないようペースを合わせる。

 あの四人組の姿が見えなくなったあたりでミキは怒りながらこう言った。


「ほんと!あいつらしつこい!しつこさを擬人化したような奴らだわほんと!」

「しつこさを擬人化って……フフッ」


 僕はミキの表現があまりにも面白くツボに入ってしまった。


「そんなに笑うとこ!?」

「いや、言い得て妙だなって……。でもほんとそうだよね……フハハッ!」


 すると校門の前あたりでリルさんが声をかけてくれた。

「おーい!二人ともおはよう!……ってコウくん、そんなに笑ってどうしたの?」


 大笑いをしている僕にリルさんが驚くのも当然だ。

 僕とミキは、リルさんに事の発端を説明した。するとリルさんも大笑いし始めた。


「アハハハハ!しつこさを擬人化したような奴らって……ミキ面白すぎ!」

「だって本当にそうじゃん!もう!リルまでやめてよ~!」


 僕たちは大笑いをしながらレウテーニャに入った。こんな賑やかな登校も悪くないなって少しだけ思うのであった。

 


 リルさんとは校舎前で別れ、僕とミキはいつものB教室に来ていた。

 ガラリと引き戸を開けるが、誰もいない。


 僕たちはそれぞれの席に着き、授業が始まるまでまた談笑をする。

「朝からあんなに笑ったの初めてだよ」

「私もあんなに笑われたの初めて」

「早起きしたから眠かったんだけど、おかげで眠気がどっかいっちゃった」

「おかげって……。私はまだ恥ずかしいなって思ってるのに!」


 すると鐘の音が響いた。一限が始まる合図だ。


 廊下からコツコツと音が響き、ドアが開く。ナロメ先生だ。

「おはようございます。お揃いですね。本日も魔法の授業なのですが、コウさんは別の授業を受けてもらおうと思っています」

「別の授業ですか?」

「はい。大変申し上げにくくはありますが、昨日一通り見させていただいて、コウさんの魔法は不安要素が多いように思いました。」

「……」


 僕としてはやっぱりかと沈む気持ちと納得する気持ちで入り混じっていた。


「なので、コウさんには剣術も覚えていただこうと思います。」

「剣術ですか?」

「はい。本当は体術もお教えする予定でしたが、コウさんには剣術もお教えしていこうと思います。担当するのはこの方です。……お入りください」


 ナロメ先生がそう言うと教室のドアがガラリと開いた。入ってきたのは、酒場セイレーンで給仕の仕事をしているイリニヤさんだった。


「イリニヤさん?」

「えっとどういうこと?」


 まさかイリニヤさんが入ってくるとは思わず、僕とミキは驚きの声を上げた。


「あら?お二人とはお知り合いでしたか。しっかりと紹介はさせていただきます。この方はイリニヤ・サクサさんです。コウさんに剣術をお教えしていただきます」

「よろしくね~!二人とも!」

 イリニヤさんは僕たちに元気よく挨拶をした。


「それでは校庭に移りましょうか」

 僕たちはナロメ先生に言われ、校庭に来た。


「本日、ミキさんは昨日と同じく魔法を、コウさんはイリニヤさんから剣術をそれぞれ学んでいただきます」

「そ、それよりも!イリニヤさんがどうして剣術を?」


 僕は、セイレーンで給仕の仕事をしているイリニヤさんが剣術を扱えることなど聞きたいことが山ほどあった。


「う~んとね。それは話すとちょっと長くなるかな~」

 イリニヤさんは少し濁してくる。

「イリニヤさんは、テルパーノへ来られる前は剣闘士として活躍しておられました。コウさんへ剣術をお教えするのに一番の適任者だと学長からもお墨付きをいただくくらい凄い方なのです」

「そう言われると照れちゃうな~」

 ナロメ先生に言われ、少しだけ頬を赤らめるイリニヤさんだった。


「さっ!時間はあまりありません!すぐにでも授業に取り掛かりましょう!」

 僕たちはそれぞれ少し離れた場所へ行き、授業を始めた。

 

 僕はイリニヤさんと共に校庭に立っていた。

「コウくん。今日からよろしくね~。できる限り教えられることは教えるつもりだから覚悟してね~」

「はい!」

 僕は気合十分に返事をした。


「まずは剣なんだけど……さすがに自分のは持ってないよね~?」

「さすがに……」


 するとイリニヤさんは持っていた大き目のリュックから二本の剣を取り出した。

 二本とも”グラディウス剣”と呼ばれている剣闘士が主に使う剣のようだ。本で絵を見たことはあるが、実際に見るのは初めてだった。


「私が剣闘士していた頃に使ってた物なんだけど、一本はコウくんにあげるね~」


 僕はイリニヤさんから一本の剣を受け取った。金属製だからかとてもずっしりしていて重い。両手で持つのもやっとなくらいだ。

「結構重いですね……」

「本当は片手に剣、もう片手に盾を持つのが理想なんだけど……今は両手で大丈夫だよ~」


 僕は両手で剣を構えるように持った。

「ふぅ……。持つのでやっとなので、振ったりすると腕がもげちゃいそうです」

「まぁ最初はそうだよね~。持ち方とか振り方とかコツ掴むと案外簡単に扱えるから大丈夫だよ~」

 イリニヤさんは笑顔でそう答える。

 僕は少し不安だったが、イリニヤさんを信じてみようと気合いを入れ直した。


「じゃ~……まず基本からいこうか~」


 イリニヤさんは剣を構え、ナロメ先生が出してくれた敵を模した等身大の模型を目がけ、剣を振りかざした。

 等身大の模型は斜めにザクッと切り裂かれ、崩れた。


「すごい……」

 ドガール族の血が流れているとは言え、一人の女性が簡単に敵を切り裂くのだから僕はとても驚いた。


「まぁこんな感じなんだけど~……見るだけじゃ分からないよね。重たいかもしれないけど、目いっぱい剣を振りかぶって、剣の重さを使って叩きつける感じかな~。切ることよりも力や重さで相手に叩きつけるイメージで一度やってみようか~」


 イリニヤさんは丁寧かつイメージしやすい説明でとても分かりやすい。剣を振るうので精一杯だが、出来る限り真似をしてみることにした。

 両手で持つ剣を頭の後ろまで持って行き、今にも剣に持っていかれそうな腕を精一杯振りかぶった。


「えいっ!」

 等身大の模型を目がけ、叩きつけるように剣を振り下ろした。

 ドンッ!と鈍い音が鳴ったと同時に模型は崩れた。


「ハァハァ……」

「コウくん上手!その感じを忘れないで!もう一回やってみよ~!」


 僕は今にも腕が取れてしまいそうだったが、少しでも強くなるため一生懸命に剣を振りかざし続けた。

 何度も続けていると、剣の持ち方や振り上げ方を工夫するようになった。こうすると軽く感じるかも、こう振れば敵に当たりやすいし威力が出せるかも、などと頭で考えながら練習を続けた。


 ◆


 少し離れた場所で、ミキはナロメ先生から魔法の授業を受けていた。

「ミキさん。今日は中級魔法の練習をしましょう。少し体力を使うので覚悟してくださいね」

「はい!」


 授業で少しは練習したことがあるが、まだ不安要素が多かった中級魔法。こういった形で練習できることに感謝していたミキだった。


「まずはポー、ルー、チーの次に勉強するヘナーを見せてください」

 ミキは杖を構え的に集中し、呪文を唱えた。


「ヘナー!」

 ミキの杖から草木のツタのようなものが出現し、的を切り裂いた。


「よろしい。ヘナーがうまく使えるようでしたら中級魔法も大丈夫でしょう」

 すると、ナロメ先生が杖を構えながらこう言った。

「中級魔法はたくさんの敵に攻撃することができる魔法です。多少当たらなくても気にしないでください」


 するとナロメ先生は呪文を唱えた。

「まずは火の魔法から……。ポーウ!」

 するとナロメ先生の杖先から複数の火球が出現し、複数の的目がけて飛んで行った。火球は地上にいる敵へ降り注ぐように攻撃しているので確かに当たったり当たっていなかったりしているが、敵には大変脅威になる攻撃魔法だ。


「これが中級魔法……!」

「使いようでは、煙幕代わりにもできますので一度退避するときにも使えるかと。では、ミキさんもやってみましょうか」


 ミキは杖を構え、深呼吸をする。頭の中で先ほどの降り注ぐ火球を想像し、呪文を唱えた。

「ポーウ!」


 するとミキの杖先から複数の火球が出現し、目の前の複数の的目がけて飛んで行った。ナロメ先生がお手本を見せてくれたように降り注ぐ火球を作り出すことができた。


「よろしい。ですがまだ数が少ないように感じます。できるだけ多くの火球を出せるようイメージしてみてください」

「はい!」

 ミキは出来るだけ多くの火球を想像しながら、呪文を唱えた。

 こうして何度も練習を重ねるミキだった。


 ◆


 僕は校庭でイリニヤさんと剣術の習得に励んでいた。


「えいっ!やぁっ!」

「そうそう!その感じ!いいよコウくん!結構素質あるよ~!」

「ハァハァ……ありがとうございます!」


 イリニヤさんの説明が上手なこともあって、僕の力でも剣を軽々持てるようになった。そして、剣の振るい方は自分でも上手くなってきていると分かる。


「えいっ!……いてっ!」

 夢中で気が付かなかったが、剣を持っていた手にマメが出来ており、潰れてしまっていた。


「あらら……大丈夫?ちょっと休憩しようか~」

「いえ!まだまだ!」

「でも手の怪我が……」


 すると鐘の音が響いた。一限終了の合図だ。


「丁度いい!休み時間に入ったし休憩にしよ~!確かナロメ先生たち向こうに居たよね!魔法で治してもらおう!」


 イリニヤさんにそう言われ、僕たちは剣術の練習を中断し、少し離れたミキとナロメ先生の元へ向かった。

 少し歩くと遠くのベンチに腰かけているミキとナロメ先生の姿が見えた。


「すみません!ナロメ先生~!コウくんが怪我しちゃって~!」

 イリニヤさんはナロメ先生たちにそう叫ぶ。

「あら。それはいけません。今すぐ治療しましょう」


 ナロメ先生は僕の手に杖を向け、呪文を唱えた。

「大地に住まう精霊たちよ、この者を癒したまえ、ヴァリーヴァリー」


 僕の手に出来たマメや潰れてしまったマメはみるみるうちに元通りとなり、すっかり治ってしまった。


「すごい……。ハンドクリームを塗ったときより手が綺麗になってるかも……」

 あまりにも艶々かつスベスベになった手に見惚れてしまう僕だった。


「さて、コウさんとイリニヤさん。進捗のほうはいかほど?」

「コウくん剣術は良い感じですよ~!素質ありです~!」

「ふむ。でしたら二限もそのまま続けましょう。ある程度剣術を習得できましたら、四限はまたお二人揃って授業です」

「わかりました!」


 また鐘の音が響いた。僕とイリニヤさんは元の離れた場所へ行き、また剣術の練習に励むのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る