春寒きいくたび咳をするひとぞ

【読み】

はるさむきいくたびせきをするひとぞ


【季語】

春寒し〈春〉


【大意】

春なお寒いこの日、あのひとは何度咳をすることだろう。


【付記】

3月に入って春分を過ぎてもしぶとく寒さは残るようである。長居しても良いことはないと冬将軍に申し上げたいところである。


【例句】

秋深き隣は何をする人ぞ 芭蕉

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