たんぽぽに日はあかあかと入りにけり

【読み】

たんぽぽにひはあかあかといりにけり


【季語】

たんぽぽ(蒲公英)〈春〉


【大意】

タンポポに陽があかあかと差し込んだのであった。


【付記】

明け方や暮れ方の光景である。


「日が入る」とは、少なくとも現代では、日が沈む意で用いられることが多そうである。しかるに、陽光が差し込む意で用いても誤りではないと考える。


【例句】

あかあかと日はつれなくも秋の風 芭蕉

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