昼寝する日和につづみぐさ咲けり

【読み】

ひるねするひよりにつつみぐささけり


【季語】

つづみぐさ(鼓草)〈春〉


【語釈】

つづみぐさ――タンポポの別名。

[デジタル大辞泉]


【大意】

昼寝する日和にタンポポが咲いていることである。


【付記】

最近のわたしは寝ることが趣味のようになっていて、寝ることばかり思っている。老後がいささか心配になるが、三年寝太郎にくらべればマシだと居直りたい。


【例歌】

廃れたる園に踏み入りたんぽぽの白きを踏めば春たけにける 北原白秋


【例句】

蒲公英たんぽぽに狐の遊ぶ昼間哉 柳絮

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