ぶらんこや草うちふせて風ひかる

【読み】

ぶらんこやくさうちふせてかぜひかる


【季語】

ぶらんこ(鞦韆)・風ひかる(風光る)〈春〉


【語釈】

風ひかる――春の日光のうらうらと照る中を、微風が吹き渡る。

[精選版 日本国語大辞典]


【大意】

ぶらんこを漕ぐと、草をうちふせて風が光るのであった。


【付記】

多くのひとは「ぶらんこ」が春の季語であることを知るまい。公園の遊具は数多あれど、季語になっているものをわたしは他に知らない。


【例句】

ふらここや花を洩れ来るわらひ声 嘯山しょうざん


ひたひたと風も光るやけし畑 修古

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