宿を出でてさんぽの径やおぼろづき
【読み】
やどをいでてさんぽのけいやおぼろづき
【季語】
おぼろづき(朧月)〈春〉
【大意】
建物を出て散歩する道(三歩の道のり)で見る、春の夜のかすんだ月である。
【付記】
これも言語遊戯の句である。
【例歌】
照りもせず曇りもはてぬ春の夜のおぼろ月夜にしく物ぞなき
【例句】
猫の恋やむとき
大原や蝶の出て舞ふ朧月
から臼に梅の散る夜や朧月
川下に網うつ音や朧月
島原へ
すみの江に高き
梨の園に人
薬盜む女やは
あじろ木のゆるぐ
十五夜とかたかたよらず朧月
大切の猫も留守なり朧月
罪もうれし二人にかかる朧月 夏目漱石
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます