エピソード4 No name Deathの謎

ステータス画面では、蒼白い画面が開かれている。


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 ジン(Death 1度目)


 技 なし(全て封印状態)

 特殊能力ユニークスキル

概念無効ゼロ・ワールド 

・No name Death

          

———————――――――――――――――――


この「No name Death」というのは何だ?


押してみる。


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・No name Death

・記憶がなくなる、技の封印、ステータスの大幅減少のデメリットがあるが、転生する事が出来る。

         

———————――――――――――――――――――


おぉう?転生は強いけどもデメリット多すぎないか?


にしても俺が転生したのは本当のようだ。少し疑っていたのが申し訳ない...


「何やってるの?」


ミロが不思議そうにしている。


「あぁー...特殊能力ユニークスキルを見てたんだよ。」


「なるほど。見せて見せてー。」


ミロも俺が何を持っているのか気になっていたようだ。ミロが蒼白い画面を覗いた。


「おぉー。概念無効ゼロ・ワールドは引き継いでいるんだね。ジンはそれしか持ってなかったのかなぁ...」


どうやら、ジンは蒼白いステータス画面を見せた事が無かったらしい。ミロは少し感嘆していた。


ん?


「それしか...?」


「え?概念無効ゼロ・ワールド?他にあるの?」


「ここに No name Death って書いてあるよ?」


俺はそう言って指を指す。


「何も書いてないよ。」


なんでだ。ミロが嘘をついているようにも見えない。


「あ、いや、何でもない。気のせいだったわ。」


俺はにこっと笑い、気にしないでくれと無言の圧を押した。


「そっか。良かった。」


ミロは安心したように言った。


これはこれで安心したが、ジンはいったい何の秘密を隠していたのか。


俺はこれを知らなくてはいけない。そう確信したのだった。

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