一万円ボタン

1万円ボタンていうのを考えてみた

押すと一万円ゲットできるけど、自分か人に画鋲が刺さっちゃう


押せる人は結構世の中にいるみたい

それで大金持ちになる人もいるみたい

幸せそうだね、この世界結局お金みたいなところもあるからね

幸が集まってく彼、彼女に、愛されてる人みたいだね

他人を犠牲にして

自分以外のことは見えないんだね

見えないという能力の欠如が返って、幸せにつながるんだね

ふーん、勉強になるな

なるだけで決して実践はしないけど



押せない人も結構いるみたい

自分に刺さるのが怖い人、他人に刺さるのが嫌な人

臆病な人もいるだろうけど、それは逆に痛みを知ってるからみたい

痛みの経験があるかららしい、可哀想に

優しい人もいるみたい、他人のことも考えられるみたいだね

なのに幸せが集まってこない?

他人のことを考える能力が備わっているのに???


なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜ


そうか、世界の幸の本質はお金で

他人の痛み、自分の痛みを知ってることは本質じゃないからなんだ


結果、ボタンを押せない人は

お金がなくて、幸せがなくて

何もかもが足りなくて死んでしまいました


おかしいな、おかしい

理不尽で憎たらしいくらい、醜い構造だ

何かを知ることが行動の妨げになっているみたい

どうしてだろう、、、


この世界は狂ってる

自分のためだけに他人に痛み、苦しみを与えられる人間の方が生きやすい世界らしい


どうしてそんな世界に生まれてきたんでしょうか

自分のために、自分の範囲だけで試練が完結する世界に

なぜ生まれてくることができなかったんでしょうか

そしたら、その人は試練に立ち向かうぐらいのことはできたでしょうに


酷い話、笑い話だ、笑っちゃうね

こんな世界で抗う意味、努力する意味とは

見返りが確約されてない世界で

見返りはいいとしても、むしろ被害を被り得るという、あり得ない世界で

何かすることって意味がありますかね



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