タイトル通り、「悪」について考えさせられる話でした。作者の実体験を元に作られたため、昭和のマンガみたいに熱い友情が生まれる訳でも、今どきの悪役令嬢もののようにザマァがある訳でもないです。でも、それは誰もが一度は足を踏み入れたり、踏み入りそうになったところのように感じました。懐かしさと昔刺さった心の棘を感じたい時におすすめです。