④印刷発注する

 印刷会社さんに発注するときには、下記のような仕様情報が必要です。


 ・部数

 ・サイズ

 ・綴じかた

 ・綴じ向き

 ・本文ページ数

 ・本文用紙

 ・本文カラー

 ・表紙用紙

 ・表紙カラー

 ・表紙の印刷は片面か両面か

 ・オプション

  ……表紙のPP加工、箔押し加工、遊び紙加工


 ※印刷通販ちょいのま様のサイトを参考にさせていただきました。


 部数はいちばん悩みます。私も正解がわかっていません。

 個人的に刷るのであれば1〜5部程度、イベントに初めて出店するなら10〜20部程度がよろしいかと思います。もちろん、それ以上刷っても何も問題ありません。

 刷りたい数を刷る。それが正解なのかも……?


 小説本であれば基本は縦書きかと思いますので、無線綴じの右綴じになるかと思います。


 本文のページ数や表紙の片面or両面印刷に関しては、③で作成した台割に従って入力しましょう。カラーかモノクロかも、最初に決めた全体のイメージに従って適宜設定してください。


 ここで悩むのは本文と表紙の用紙かと思います。こればっかりは触ってみないとわからないので、事前に印刷会社に用紙見本を送ってもらうことをオススメします。たいてい有料で(会社様によってはたまに無料で)送ってもらえるので、実際触ってみて「この用紙がいいな〜」と想像を巡らせると楽しいです。そのうち紙マニアになり、いろんな紙を指ですりすりして「この紙、表紙に使ってみたいな……」とか考えるようになります。


 私はやったことがないのですが、オプションもいろいろ試してみると楽しいと思います。印刷会社さんのウェブサイトには制作実績が掲載されているところもありますので、それを見てオプション加工の雰囲気を確かめるのもいいかもしれません。



 最近は印刷会社さんのウェブサイトに、仕様を入力できる見積シミュレーターがあり、見積を出せばそのまま発注できるものが多いです。仕様を入力後、算出された見積金額等を確認して、発注しましょう。

 本文データや表紙、奥付が完成してからでも構いませんが、わたしは自分のおしりを叩く意味も込めて、早めに発注してしまいます。


 また、発注し終えたら、入稿期限をしっかり確認しておきましょう。もし、イベントで本を頒布するといった場合、宅配搬入するか自分で持ち込むかによっても〆切が変わってきます。また、オプションなどを追加すると〆切が早まることがほとんどです。

 印刷会社さんにご迷惑をおかけしないためにも、入稿期限にはお気をつけください。入稿期限にはお気をつけください。(大事なことなので2回言いました。)



 次はいよいよ、各種データを作成していきます。

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