第15話 久しぶりのレベルアップ

 慶子ちゃんを拾って、自宅につくまで食事会の様子を話しておいた。今回の顛末は、おおやけにできないものだからと言っておいた。

「ふふ、分かってますよ。女の子たちにも私からうまく言っときます」

「そうか、話が早くて助かる。サバゲーサークルを作らないかって言われたよ」

「サバゲーはサークルには合わないかもですね。サークル費は魅力ですが」

「そうだろう。あと慶子ちゃんもゴルフに行かないかって言われたよ」

「それ、行きたいですね。部長に私から頼んどきます」

「あれ?面倒くさくないの」

「私、少しだけやってたんですよ、下手ですけど」

「そうなんだ」

 俺は行かなくていいことにならないかな、ならないだろうな。

 …。

「ということで空間収納のスキルが生えました」

「ずる~い。私も欲し~い」

「よく見ると10メートル×10メートル×10メートルで時間停止付きでーす」

「欲し~い」

「ということで荷物はすべて収納してあります」

……。

 今回もクルマと共に転移した。何かあった時に逃げ込める、少し逃げられる安心感がある。

 転移直後の時間は予測通り、朝の6時くらいの明るさで、少し肌寒い位だった。季節は日本と同じで秋なのかもしれない。

 トイレを設置してカモフラージュすると、俺たちは狩を始めた。討伐と言ってもいいかもしれない、魔物を倒す意味が自然と分かってきている。間引かなければ生態系や人間の生活圏に悪影響が出るのだ。

 レベルアップした気配察知と新しく生えたマッピングのおかげでサクサクと安全に討伐が進む。思った通りレベルが上がっても、次のレベルまでの必要な経験値は変わらないようだ。本当に助かる。ステータスの神様いらっしゃるなら本当にありがとうございます。

 俺のレベルは6→10、慶子ちゃんは5→9になり、スキルアップポイントが各々4×3=12貰えた。

  ここでステータスを確認しておこう。

名前:アキタ ケイコ

種族:ヒューマン

職業:サバゲー魔法戦士

年齢:24歳

レベル:9

HP:180/180

MP:190/190

状態:健康

筋力:160

体力:170

速さ:140

防御:140

精神:190

器用:190

知力:190

幸運:120

スキル:射撃lv4、鑑定lv1、料理lv2、回復魔法lv5、精神耐性lv5、気配察知lv5、HPMP贈与lv1

称号:パーティーメンバー

スキルアップポイント12


名前:サバダ ゲイト

種族:ヒューマン

職業:サバゲー・バトルマスター

年齢35歳

レベル10

HP:200/200

MP:150/200

状態:健康

筋力:220

体力:200

速さ:200

防御:200

精神:210

器用:220

知力:210

幸運:230

スキル:BB弾特性付与lv5、射撃lv5、鑑定lv2、ナイフlv1、サバイバルlv1 、異世界転移lv6、精神耐性lv5、気配察知lv5、言語理解lv1、空間収納lv1、マッピングlv1、暗視lv1、投擲lv1

称号:パーティーリーダー

スキルアップポイント12 


 さてスキルアップポイントをどのように振るか。考えどころだ。



 

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